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雑菌など枕に潜む危険│危険な理由や雑菌の活動を抑える方法を解説

by 山内由佳 on April 30, 2022

雑菌は、私たちの身近で繁殖しています。トイレやキッチンなど水回り以外では、寝汗やよだれなどで汚れる枕も雑菌の温床です。また、ウイルスや菌類なども枕に付着しがち。健康のために枕やピローケースを清潔にキープしましょう。

 

ここでは、雑菌など枕に潜むさまざまな危険や、雑菌の活動を抑える方法を紹介します。

 

枕に潜む危険は雑菌だけではない!

枕には、健康を脅かすさまざまな危険が潜んでいます。

 

  • 雑菌(細菌)
  • ウイルス
  • 菌類(真菌類)
  • ダニ
  • ハウスダストやアレルギー源

 

以下では、区別を付けにくい雑菌(細菌)やウイルス、菌類(真菌類)の危険について、増殖の仕組みや人体への影響を解説します。

 

雑菌(細菌)

雑菌の定義はさまざまです。細菌イコール雑菌という人もいれば、人体に悪影響をもたらす細菌を雑菌と呼ぶ人もいます。以下は、代表的な雑菌です。

 

  • サルモネラ菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • レンサ球菌
  • アクネ菌
  • ビフィズス菌

 

人体には、もともと多くの雑菌がバランスよく生息しています。雑菌は、細胞分裂により増殖する生物です。免疫機能の低下などで特定の雑菌が繁殖すると、人体に悪影響が及ぶ恐れがあるため気を付けましょう。たとえば、アクネ菌が活性化すると、ニキビが発生しやすくなります。

 

ウイルス

ウイルスは、生きている細胞の中でしか増殖できません。以下は、代表的なウイルスの一例です。

 

  • コロナウイルス
  • インフルエンザウイルス
  • 肺炎ウイルス
  • ヘルペスウイルス
  • ノロウイルス
  • エイズウイルス

 

それぞれのウイルスは感染力や寿命に違いがあります。たとえば、感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすノロウイルスは、感染力の強さと寿命の長さで有名です。

 

菌類(真菌類)

菌類は、キノコやカビ類などを指します。また、真菌類という感染症を引き起こす物質も、菌類に含む場合があります。おもな菌類は以下のとおりです。

 

  • キノコ
  • カビ
  • 酵母
  • 白癬菌
  • カンジダ菌

 

菌類は、菌糸を伸ばして成長していきます。なお、菌類には抗生物質が効きません。菌類による症状を治癒するためには、抗真菌薬が必要です。

 

雑菌を含む枕の汚れが危険な理由

雑菌・ウイルス・菌類を含む枕を放置すると、感染症を引き起こしたり、肌のトラブルが発生したりします。以下では、枕の汚れで引き起こされるトラブルの一例として、ニキビの原因と改善方法を紹介します。

 

ニキビを引き起こす枕の雑菌【アクネ菌】の特徴

ニキビの原因は、アクネ菌です。アクネ菌は常在菌の一種です。酸素を嫌うアクネ菌は、毛穴の奥に隠れています。正常な肌の状態であれば、アクネ菌は皮膚の表面を酸性に保つよう働きます。

 

アクネ菌は、過剰な皮脂の分泌で活性化するとニキビの原因となってしまいます。ニキビを防ぐためには、皮脂の分泌量を正常に保たねばなりません。

 

毛穴に汚れや古い角質が詰まっていると、毛穴に皮脂が蓄積します。また、乾燥などで皮膚の防衛機能が弱まると、肌は角質層を厚くして身を守ろうとします。角質層が毛穴を塞いでしまうため、皮脂が外に出られません。洗顔と保湿を心がけ、アクネ菌の活性化を食い止めましょう。

 

ニキビへの対策方法【アクネ菌対策】

ニキビができると、かゆみや痛みによる不快さを感じます。アクネ菌の活動を抑える方法を紹介するので、ニキビ対策を実施しましょう。

 

枕など肌に触れるものを清潔に保つ

汚れがついた素材が肌を刺激すると、ニキビが悪化する恐れがあります。枕は汗や皮脂などが溜まりやすい環境。汗や皮脂を栄養分として、雑菌はすさまじいスピードで繁殖するため、一週間に一度はピローケースまたは枕本体を洗ってください。また、枕以外にも、タオル、シーツなども清潔なものを使うようにしましょう。

 

枕やピローケースを清潔にする方法については、以下の記事も参考にしてください。

 

枕の汚れの原因は?黄ばみの正体と汚れを落とす方法・枕を買い換える目安も紹介

 

スキンケアを徹底する

ニキビができた肌は、デリケートです。刺激が少ない方法で洗いましょう。スクラブ入りなどの洗顔料は、皮膚を痛める恐れがあります。また、洗浄力が強すぎる洗顔料は必要な皮脂まで落としてしまうため、皮脂の分泌が促進されてしまいます。

 

洗顔のあとは、保湿も重視してください。保湿が不足すると、乾燥が進み、肌の水分と油分のバランスが崩れて、ニキビが悪化します。

 

また、洗顔料のすすぎ残しも問題です。汚れが残っているとピローケースなどに汚れが付着し、肌に悪影響をもたらします。

 

ニキビへの対策方法【生活習慣の見直し】

生活習慣の見直しも、ニキビ対策に有効です。

 

睡眠時間や食事を見直す

睡眠には、心身機能を回復させる機能があります。なぜなら、睡眠中には骨や筋肉を作る成長ホルモンが分泌されるためです。成長ホルモンは、入眠から3時間たったタイミングで盛んに分泌されます。新陳代謝を促すために、適切な睡眠時間を取りましょう。

 

また、栄養バランスのよい食事も、ニキビの改善に重要です。過度なダイエットによる栄養失調は、ニキビによくありません。

 

※参考:3月 食事から始める肌荒れ・ニキビ対策!│協会けんぽ

 

ストレスを減らす工夫をする

ストレスを受けると、ホルモンバランスが崩れてしまいます。たとえば、ストレスを感じると分泌されるアドレナリンは、皮脂の分泌を増やしたり、免疫力を低下させたりする働きがあるため、ニキビにとって望ましくない存在です。

 

また、ストレスを解消するために、暴飲暴食や不規則な生活に陥る恐れもあります。

 

※参考:9月 ストレスとにきびの関係│協会けんぽ

 

【枕以外にも注意】寝室の雑菌・ウイルス・菌類への対策

適切な湿度を保つために、寝室で加湿器を使用する人は少なくありません。しかし、加湿器の取り扱いによっては、雑菌の繁殖を手助けしてしまいます。除菌スプレーも活用して、雑菌などの繁殖を抑えてください。

 

きれいな加湿器を使う

加湿器に残った水分やタンク内の水をそのままにしておくと、菌類や細菌が繁殖する恐れがあります。特に、レジオネラ菌には注意が必要。レジオネラ菌は、加湿器など循環しない水回りで繁殖しがちです。過去には、レジオネラ菌による死亡事故も確認されているほどです。

 

加湿器は、水分と共にレジオネラ菌を室内に放出する恐れがあるため気を付けてください。こまめに貯水タンクの水や、加湿フィルターを交換しましょう。また、シーズンオフに加湿器を片付ける際は、内部をしっかりと洗い水気を拭き取ってください。

 

加湿器にはさまざまな種類があります。レジオネラ菌のリスクが高い加湿器は、超音波式や気化式など加熱をしないタイプです。スチーム式とハイブリット式は、高温の水蒸気を作り出すため、レジオネラ菌が加湿器内で増殖しにくくなります。

 

除菌スプレーを使う

除菌スプレーは、雑菌やウイルスの繁殖を抑えられます。枕やシーツなど、寝具全体に吹きかけましょう。ジメジメした部屋ではスプレーの水分が寝具に残ってしまいます。カビや雑菌の繁殖を手助けしてしまうため、空気の入れ換えや除湿をしつつ利用しましょう。

 

除菌スプレーの成分により、効果は異なります。たとえば、次亜塩素酸ナトリウムが含まれるスプレーは、ノロウイルスやインフルエンザウイルスの除菌に効果を発揮します。

 

雑菌などの危険から身を守りましょう。枕は清潔に

枕には雑菌・ウイルス・菌類などがたくさん潜んでいます。適度に枕やピローケースを洗浄し、清潔な環境で眠りましょう。

 

シェーンベルグの枕は、ピローケース付きの枕や、おしゃれなピローケースを多数取り扱っています。清潔な環境を保つために、シェーンベルグの商品をぜひご検討ください。

 

シェーンベルグの枕

 

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