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真綿布団と羽毛布団の比較│
フィット感と保温性が選択のポイント

by sysstaff on March 22, 2022

 

真綿布団と羽毛布団の比較│フィット感と保温性が選択のポイント

 

高級寝具として有名な真綿布団と羽毛布団。いずれも高品質なものには違いありませんが、機能面では何が異なるのでしょう。 

 

ここでは、真綿布団または羽毛布団の購入を検討中の人に向け、それぞれの布団の比較ポイントを解説します。高価な買い物だけに、詳細に検討しましょう。 

 

真綿布団とは? 

同じ綿でも、真綿(シルク)は動物性で、木綿(コットン)は植物性です。 

 

真綿布団は、中綿がシルクワタの布団を指します。つるわたと呼ばれる、繭を煮だして取り出した15㎝程度のワタを2人で引っ張り、薄く広げて何重にも重ねたものが真綿です。ふんわりとした真綿のシートを側生地で包むと真綿布団が完成します。 

 

木綿布団は、ワタの花から採れるコットンボールを詰めた布団です。価格のお手頃さからも、木綿布団は多くの家庭に浸透しています。 

 

羽毛布団とは? 

羽毛布団とは、ダウンとフェザーが混じった布団を指します。ダウンは、ダウンボールという綿毛のようなふわふわした状態です。一方、フェザーは翼や腹部の羽根であり、羽軸があり硬くて重い傾向です。ダウンとフェザーの割合は、ダウン率でわかります。 

 

日本ふとん製造協同組合では、ダウンが50%以上のものを羽毛布団と呼び、フェザーが50%以上のものを羽根布団と呼んでいます。ダウン率は羽毛布団に必ず記載されています。きちんとした羽毛布団を選ぶため、ダウン率を必ず確認しましょう。 

 

※参考:羽毛・羽根 素材の特徴│日本ふとん製造協同組合 

 

真綿布団と羽毛布団の比較 

 真綿布団と羽毛布団の比較│フィット感と保温性が選択のポイント

あらゆる観点から真綿布団と羽毛布団を比較します。真綿布団も羽毛布団も、いずれも高級寝具に相当します。重視するポイントが異なれば、しっくりくる布団も変わります。詳しく確認していきましょう。 

 

比較1.寝心地 

真綿布団、羽毛布団それぞれにメリット・デメリットがあります。 

 

真綿布団は、吸湿性・放湿性が良好です。絹は細くやわらかな繊維で、しっとりと包みこむ感覚を堪能できます。 

 

真綿布団は保温性が低い点に注意しましょう。真綿でも素材をたくさん使えば保温性が高くなりますが、重さが増しごわついてしまいます。真冬でも真綿布団を使うとなると、部屋に暖房を入れる、毛布を使うなどの工夫が必要です。 

 

羽毛布団は、保温性があり軽い点がメリットです。吸湿・放湿性も良好であるため、適度な温湿度で眠れると期待できます。 

 

反面、軽い羽毛布団に落ち着きのなさを感じる人もいます。すき間風が入ってくるようで落ち着かない、くるまれる感覚の方が好きという人は、羽毛布団の上に毛布をかけてあえて重さを増すか、体に薄い毛布をまとうと快適に眠れます。 

 

比較2.洗い方 

真綿布団は、基本的に洗えません。コインランドリーのように、大型布団を洗える洗濯機の使用も避けましょう。クリーニング店でも依頼を断られる場合があります。真綿は水に弱く、形や機能を維持できない恐れがあります。 

 

羽毛布団は、洗うこと自体は可能です。ただし、羽毛も真綿に負けず劣らず繊細な素材。自宅で洗うと洗濯で羽毛が傷んだり、乾燥過程で羽毛同士がくっ付いてしまったりする恐れがあります。どうしても洗いたい場合は、クリーニング店に任せましょう。また、日頃からカバーをこまめに取り替えて、布団本体が汚れないように気を付けてください。 

 

比較3.圧縮保存の可否 

真綿布団も羽毛布団も、基本的に圧縮保存は避けましょう。通気性が悪い状態で保存したり、圧力や加重をかけたりすると布団が傷んでしまいます。特に、羽毛布団は、ダウンボールがつぶれると、保温性や吸湿性が台無しになります。 

 

布団を収納する際は、ナイロンやビニールなどの素材は避け、通気性の良い不織布袋に入れて保管しましょう。しまう前には、陰干しで湿気を取り除いてから収納します。また、防虫剤が必要です。真綿も羽毛も動物性の素材であるため、何も対処しなければ害虫の餌食になりがちです。 

 

収納する前に、ダニがいないか、ジメジメしていないかを確認してください。また、押入れに収納するときは、スノコなどを敷いておくと通気性が向上します。 

 

比較4.価格 

真綿布団も羽毛布団も、いずれも高額です。安い布団もありますが、機能性や寿命は金額に比例しがちです。コストパフォーマンスも大事ですが、しっかり寝具としての実力を見極めるべきです。 

 

国産の真綿布団の相場は、20万~50万円ほどです。ただし、アジアから輸入した真綿を国内で加工した布団は、いくぶん割安です。 

 

まっとうな羽毛布団を手に入れるためには、最低でも数万円は必要と考えましょう。ダックダウンは比較的安く、5万円以下で手に入るものもあります。グースダウン、マザーグースダウンの羽毛布団であれば、数十万円ほどかかります。 

 

ただし同じダックでも、「羽毛の宝石」と呼ばれるアイダーダックダウンの羽毛布団は別物。アイダーダックダウンの羽毛布団は、グースダウン、マザーグースダウンに引けを取らないほどの高値で販売されています。 

 

比較5.寿命 

真綿布団の寿命は5年ほどです。真綿布団は、木綿布団のようには打ち直しができません。しかし、引き直しによるリフォームは可能です。ちなみに、打ち直しは機械で行いますが、引き直しは職人が手作業で実施します。 

 

羽毛自体は数十年もちますが、側生地が壊れがちです。水鳥の飼育期間や飼育場所にもよりますが、一般的には約3~10年が寿命と考えましょう。上質な羽毛ほど寿命は長く、きちんと取り扱えば15~20年ほど使用できます。 

 

羽毛布団も打ち直しによるリフォームが可能です。シェーンベルグでは、羽毛布団のリフォームを実施しています。高品質な羽毛布団を長く使っていただけるので、購入からメンテナンスまでお気軽にご相談ください。 

 

比較6.アレルギー 

真綿は糸切れによるホコリが出にくいため、ハウスダストを軽減できます。赤ちゃんから、敏感肌の人、アレルギー体質の人まで、安心して真綿布団を使えます。 

 

鳥アレルギーの人は、粗悪な羽毛布団を購入しないよう注意しましょう。基本的に、きちんと洗浄・殺菌加工がされており、側生地から羽毛が飛び出なければアレルギーのリスクを抑えられます。ただし、羽毛布団は品質の差が激しいため、割安な布団を選ぶとアレルギーに悩まされる恐れがあります。 

 

シェーンベルグでは、天然有機洗剤を用いて丁寧に羽毛を洗浄しています。血や骨粉を丁寧に落としているため、アレルギー発生の事例はありません。 

 

フィット感重視なら真綿布団がおすすめ 

フィット感重視なら、真綿布団がおすすめです。真綿布団は体と布団の間をすき間なく埋め、外気の侵入を防ぎます。体温であたたまった空気もしっかり閉じ込めて逃がしません。シルクの側生地で、肌触りも心地よいと考えられます。 

 

真綿布団は、保温性がやや羽毛布団に劣ります。真冬には羽毛布団と交換したり、毛布を使ったりして対策しましょう。 

 

保温性重視なら羽毛布団がおすすめ 

 真綿布団と羽毛布団の比較│フィット感と保温性が選択のポイント

保温性がよい羽毛布団は、冬でもあたたかく眠れます。フィット感が気になる場合は、羽毛布団の上に毛布をかける、軽い毛布を掛けるなどすると、ダウンをつぶさずほどよい密着感を得られます。 

 

シェーンベルグでは、ホワイトグースダウンやアイダーダックダウンの羽毛布団を提供。いずれの羽毛も飼育条件を吟味して育てた水鳥から採取され、丁寧に洗浄・選別されています。 

 

また、いずれのダウンもスティッキータイプです。スティッキータイプのダウンはダウン同士が絡み合い、かさばらない代わりにフィット感を感じられます。 

 

いずれも寝心地は良好。保温性とフィット感が布団選びのポイント 

真綿布団も羽毛布団も、いずれも快適な寝心地と考えられます。ただし、保温性を重視するなら羽毛布団、フィット感を重視するなら真綿布団がおすすめ。 

 

シェーンベルグでは、スティッキータイプの羽毛布団をご用意しています。上質な羽毛を丁寧に洗浄・選別し、職人の手で縫製し布団に仕上げています。羽毛布団をお探しの際は、ぜひ、シェーンベルグの羽毛布団をお試しください。 

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