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天然植物繊維の寝具はアレルギー敏感肌の人におすすめ│繊維の特徴も解説

by sysstaff on February 27, 2022

 

天然植物繊維の寝具はアレルギー敏感肌の人におすすめ│繊維の特徴も解説

 

アレルギー敏感肌の人は、寝具選びが大変です。少しの刺激でも肌がかゆくなってしまったり、赤くなってしまったり。蒸れにくく刺激の少ない寝具を選ばなければ、快適に眠れず健康状態も悪化しかねません。 

 

ここでは、アレルギー敏感肌の人に向け、使いやすい寝具の特徴を解説します。一般的なアレルギー対応寝具の特徴や注意点、天然植物繊維の魅力についても紹介するので、寝具選びにお役立てください。 

 

アレルギー敏感肌の人でも使いやすい寝具の特徴 

静電気や繊維のチクチクした刺激、生地に含まれる化学物質などは、肌に負担を与えがち。アレルギー敏感肌の人でも使いやすい寝具の特徴を紹介します。 

 

静電気が発生しにくい 

アレルギー敏感肌の人は、静電気が起因の肌トラブルに悩まされる場合があります。寝具を構成する素材の帯電具合によっては、静電気が発生するため気をつけましょう。 

 

プラスの電荷、マイナスの電荷を帯びた物質が触れあうと、バチバチと静電気が発生します。アクリルやレーヨンなどの化学繊維はマイナスの電荷を、皮膚などタンパク質で構成される物質はプラスの電荷をまといがちです。そのため2つの物質が触れあうと、静電気が発生してしまいます。 

 

肌触りがよい 

ゴワゴワした生地、チクチクする繊維は、肌への刺激となります。肌触りの良さを重視して寝具を選びましょう。 

 

なお、生地から浮き出た「遊び毛」があると、喘息を引き起こす恐れがあります。遊び毛とは、繊維のほつれが原因で発生する、ホコリのようなものです。ウールやアクリルはふわふわした遊び毛が出やすいため注意が必要です。 

 

ハウスダストが溜まりにくい 

ハウスダストアレルギーという症状があります。寝具は中材からホコリが発生する恐れがあります。布団たたきでたたいたりせず優しく取り扱いましょう。寝具カバーやピローケースをこまめに洗ったり、掃除機でホコリやダニの死骸などを吸い取ったりすると、ハウスダストアレルギーの発生を抑えられます。 

 

エコテックスの認証を受けている 

エコテックスは、繊維の安全性にかかわる認証です。エコテックスの基準は厳しく、認証を受けると、日本を含む世界各国で安全性が認められます。 

 

繊維製品にかかわる認証は、「エコテックススタンダード100」です。エコテックススタンダード100では、世界レベルで使用が禁止または規制されている化学物質が製品に含まれていないかを調べます。規制値以下の含有量でなければ、認証は受けられません。 

 

エコテックス®スタンダード100には4つのランクがあり、もっとも厳しいレベルでは、赤ちゃんをくるめるほどの安全性が求められます。 

 

羽毛を避ける 

鳥アレルギーの人に限りますが、羽毛を使った寝具には気をつけましょう。直接羽毛に触れなければアレルギー反応は出ないと考えられますが、粗悪な寝具では、羽毛が寝具から飛び出てくる場合があります。

布団や枕、寝具カバーなどには、アレルギー対応を施したものがあります。アレルギー対応寝具には、丸洗いできる、防ダニ加工がなされているといったメリットがあります。 

 

アレルギー対応寝具の特徴 

 

布団や枕、寝具カバーなどには、アレルギー対応を施したものがあります。アレルギー対応寝具には、丸洗いできる、防ダニ加工がなされているといったメリットがあります。

 

アレルギー対応寝具の多くは、家庭で簡単に丸洗いが可能です。また、防ダニ加工には、「高密度織り」と「薬剤加工」の2種類の方法があります。 

 

側生地が高密度に織られたアレルギー対応寝具は、内部にダニを侵入させず、中材が飛び出しません。一方、薬剤加工の寝具は、徐々に効果が薄れていく場合があります。効き目が薄れてきたと感じたら、寝具の交換を検討しましょう。 

 

アレルギー対応寝具の注意点 

アレルギー対応寝具のなかには、化学繊維を利用したものがあります。化学繊維は、通気性や吸湿性が振るわない点に注意しましょう。しかも、アレルギー対応寝具の側生地は密に織られているため、なおさら寝具内に湿気が溜まりやすい傾向です。 

 

寝具内が蒸れると、肌トラブルが起きやすくなってしまいます。快適な温湿度を保てなくなれば、寝付きも悪くなってしまいます。 

 

【アレルギー敏感肌の人におすすめ】天然植物繊維の特徴 

天然植物繊維の寝具はアレルギー敏感肌の人におすすめ│繊維の特徴も解説 

アレルギー敏感肌には、天然植物繊維(天然繊維)を使った寝具がおすすめです。天然植物繊維の特徴を紹介します。 

 

なめらかな肌触り 

コットンやリネンはなめらかな肌触りです。シルクもなめらかではありますが、デリケートな素材である点、高額な点からすると購入がためらわれるかもしれません。また、ウールやアクリルなどとは異なり、天然植物繊維からは遊び毛が発生しにくい素材です。 

 

蒸れにくい 

蒸れやすい環境では、細菌が活発に活動し、肌トラブルが発生しやすくなります。また、日本睡眠科学研究所によると、快適な寝室の温湿度は温度が33±1℃、湿度が50±5%だそうです。 

 

天然植物繊維は通気性が良く、蒸れにくい傾向です。ジメジメする梅雨、蒸し暑い夏、寒い冬でも快適に過ごせるように、天然植物繊維の寝具を活用しましょう。 

 

※参考:室温別の理想の寝具│西川 

 

衛生的に使いやすい 

天然植物繊維には、家庭用洗濯機で洗えるものが多くそろっています。特に、再生繊維のリヨセル・モダール・コーンファイバー・バンブーは、天然植物繊維の特徴はそのままに、耐久性を向上させています。 

 

静電気を抑えられる 

天然素材にはプラスよりに帯電するものが多く、肌とふれあったときに静電気が発生しにくくなります。また、コットンやリネンのような天然植物繊維は、そもそも帯電しにくい傾向です。帯電しにくければ、アレルギーの原因となるホコリが吸着しないため、ハウスダストアレルギーの人でも安心して利用できると考えられます。 

 

天然植物繊維の種類 

 天然植物繊維の寝具はアレルギー敏感肌の人におすすめ│繊維の特徴も解説

 

天然植物繊維には、以下のものが挙げられます。 

・コットン 

・リネン 

・ジュート 

・ラミー 

・ココナッツファイバー 

・カポック 

 

なお、以下は、「再生繊維」と呼ばれるもので、天然植物繊維の一種です。 

 

・リヨセル 

・モダール 

・バンブー 

・コーンファイバー 

・レーヨン 

・ポリノジック 

・キュプラ 

 

再生繊維とは、天然素材を一度薬液に溶かしてバラバラにしたのちに、ふたたび繊維化したものです。コットンやリネンといった天然素材の多くは、一つひとつの繊維が短めです。そのため、繊維同士の絡み合いが少なく、耐久性にやや難がありました。再生繊維は、再構築の際に長い繊維を作り出し、耐久性の向上を実現させています。 

 

再生繊維の作り方 

天然植物由来の再生繊維は、さまざまな植物から原料を採集しています。リヨセルはユーカリ、モダールはブナの木、バンブーは竹、コーンファイバーはコーン由来のセルロースから作られています。また、レーヨンやポリノジックはパルプ、キュプラはコットンリンター(綿花周辺の短い繊維)由来のセルロースが原料です。 

 

再生繊維を作る際は、粉砕したセルロースを薬液で溶かし、フィルターを通して不純物を取り除きます。続いて、薬液をノズルから押し出し、繊維化します。 

 

環境にもアレルギー敏感肌にもやさしい再生繊維 

再生繊維は、天然素材のセルロースを原料とするため、生分解が可能です。その上、キュプラのように、廃棄していた物質を活用できれば、資源を有効に活用でいます。 

 

天然植物由来の再生繊維は、肌触りや通気性・吸湿性など、寝具としての機能も素晴らしいもの。環境にやさしい再生繊維により、デリケートな肌や体と、質の良い睡眠を守りましょう。 

 

肌にやさしい天然植物繊維で快眠を 

天然植物繊維を使った寝具は、アレルギー敏感肌の人でも安心して利用できます。高品質な天然植物繊維の寝具を見わけるためには、エコテックス認証などを確認しましょう。また、寝具カバーやピローケースをこまめに洗濯するなど、衛生面も配慮するとアレルギーに悩まされにくくなります。 

 

ヨーロッパの高級寝具を取り扱うシェーンベルグでは、天然植物繊維を使った寝具を多数提供します。寝具に使われる素材は、エコテックス認証を受けたものを使用しています。肌にやさしい寝具をお求めの際は、ぜひ、シェーンベルグの商品をお役立てください。 

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