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布団を清潔に保管できる押し入れ掃除の頻度は?適した天候・カビやダニの予防方法など解説

by 山内由佳 on November 03, 2023

質のよい睡眠をとるには、寝具のお手入れが欠かせません。しかし、定期的に布団や枕を干したり、シーツやカバーを洗濯したりしていても、押し入れの中にまで気を配っている人は少ないのではないでしょうか。

本記事では、布団を清潔に保管するための押し入れ掃除のやり方について紹介します。掃除の頻度や、掃除に適した天候、掃除後にカビやダニを予防する方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

押し入れを掃除する目的

押し入れを掃除する目的は、以下のものを取り除くためです。

 

  • ホコリ(ハウスダスト)
  • 湿気
  • カビ
  • ダニ

 

ホコリには、寝具の繊維や皮脂、細菌の死骸、カビ、花粉、土や砂などさまざまな物質が含まれています。日頃は押し入れのふすまを閉めているかもしれません。しかし、布団や雑貨などを出し入れするたびに少しずつホコリが溜まっていきます。

また、一晩寝たあとの布団は寝汗をたっぷり吸い込んでいるので、すぐに収納すると押し入れ内が湿っぽくなります。

さらに、ホコリと湿気が溜まる場所は、カビやダニが好むため注意してください。カビやダニはホコリに含まれるタンパク質を栄養源にして繁殖し、湿気があると活発化します。

 

押し入れ掃除の頻度

半年に1度を目安に、押し入れを掃除しましょう。押し入れ掃除の際は、しまっているものを全部取り出します。大がかりな作業になるため、衣替えのタイミングで実施するとよいでしょう。

 

押し入れ掃除に適した天候

からっと晴れた日は、押し入れ掃除に適しています。低湿度なら押し入れを拭き掃除した後の水分をすぐに飛ばせます。

 

【気持ちよく布団をしまうために】押し入れ掃除の手順

押し入れ掃除の手順を解説します。ホコリや軽微なカビを取り除く程度で済めば、それほど難しい作業はありません。しかし、しつこいカビが生えている場合は、自分で対処できない場合もあります。難しいときは専門業者に依頼しましょう。賃貸の場合は、管理会社やオーナーへの相談もおすすめします。

 

1.道具を準備する

押し入れ掃除の前に、以下の道具を用意してください。

 

  • 掃除機
  • 雑巾
  • 消毒用エタノールまたはアルコール除菌スプレー
  • マスクやメガネ、手袋

 

2.中の物を取り出す

まずは押し入れの中身を全部取り出します。ふすまを取り外して、全体が見えるようにしてから作業すると効率的です。また、中身が散らかっていて一度で全部掃除するのは大変という場合は、上段のみ・下段のみなど部分的な掃除でも構いません。

掃除中に、布団類は干しておきましょう。必ずしも天日干しの必要はなく、室内の風通しのよい場所に干しておけば十分湿気を飛ばせます。

 

3.ホコリを取り除く

掃除機で押し入れ内のホコリを取り除きます。ホコリは上から下に落ちていくので、上から下にかけて掃除機で吸い取っていきましょう。側面の壁、ふすまの裏も忘れずに掃除機をかけてください。

 

4.消毒用エタノール・アルコール除菌スプレーで拭き掃除をする

消毒用エタノールやアルコール除菌スプレーを雑巾に染みこませて、押し入れ内を拭き取りましょう。アルコールを使う理由は、カビを死滅させるためです。

アルコールの濃度が低すぎると、カビが生き残ってしまう恐れがあります。市販のスプレーを使うときは、個人の判断で薄めないようにしましょう。

 

5.しっかり乾燥させる

水分が残っているとカビが発生しやすくなります。市販の消毒用エタノール・アルコール除菌スプレーにも水分は含まれているので、押し入れを2時間ほど開放して水分を飛ばしましょう。サーキュレーターで風を当てたり、部屋を除湿したりすると、しっかり押し入れ内を乾燥させられます。

 

6.カビの付着がないか確認しつつ荷物を戻す

押し入れに荷物をしまいましょう。カビが付着したままのものをしまうと、せっかく掃除した押し入れにカビを持ち込んでしまいます。カビを取り除くか、程度がひどい場合は処分も検討しましょう。

 

こんなときどうする?押し入れ掃除のQ&A

押し入れ掃除でありがちな問題への対処法を紹介します。

 

押し入れがカビ臭いときは?

押し入れがカビ臭いときは、消臭効果のあるクエン酸や重曹を使って対処します。スプレーボトルに小さじ1/2に対し水100mlを入れてクエン酸スプレーをつくり、押し入れ内に散布します。水分を雑巾で拭き取り、しっかり乾燥させましょう。

または、重曹を小瓶などに詰めて押し入れ内に仕込んでおきます。重曹や臭いだけではなく水分も吸着してくれます。粉が固まったら交換のタイミング。固まった重曹は水に混ぜて掃除などに使用しましょう。

 

ふすまや敷居の部分のお手入れのポイントは?

ふすまの取っ手は、よく触る場所なので汚れがちです。押し入れを掃除するときに限らず、こまめに拭き掃除するとよいでしょう。

また、ふすまの下の溝の部分にホコリやゴミが溜まると、滑りが悪くなり衛生的にもよくありません。押し入れ内を掃除したついでに、溝の部分にも掃除機をかけておきましょう。

 

しつこいカビはどう落とす?

消毒用エタノールやキッチンハイターなどで、カビを取り除けます。消毒用エタノールは白カビに効果的です。前述した掃除方法でカビを拭き取りましょう。

黒カビにはキッチンハイターが効きます。キッチンハイターを水で10倍程度に薄めたものをキッチンペーパーに浸し、黒カビが気になる部分に貼りつけます。10分程度放置したあと、キッチンペーパーを剥がして水拭きし、よく乾燥させてください。

 

押し入れのカビやダニを予防する方法

押し入れにカビやダニを発生させないためには、湿気対策が重要です。空気の通り道を作り、湿っぽい状態のものをすぐ収納しないように気をつけましょう。

 

すのこを床や壁に置く

すのこを押し入れ内の床や壁に設置すると、空気の通り道ができます。

 

空間に余裕を持たせて収納する

押し入れに物を詰め込みすぎず、余裕を持たせましょう。余裕をつくると、どこに何があるか分かりやすくなるというメリットもあります。

 

湿っぽいものを収納しない

布団は寝汗をたっぷり吸収しています。湿っぽいままで押し入れに収納すると、押し入れに湿気が溜まってしまうため注意しましょう。朝、すぐに押し入れに布団をしまわず、1時間程度放置して湿気を飛ばしてからしまうようにしてください。

 

換気を心がける

押し入れのふすまを、少し開けておきましょう。押し入れ内に空気の通り道を作っておけば、ふすまを開けておくだけでも換気できます。

 

除湿剤・新聞紙などを置く

市販の除湿剤や新聞紙、重曹、備長炭などを置いておくと押し入れ内を除湿できます。身近な物を活用して、押し入れ内の湿気を取り除きましょう。

 

きれいな押し入れになったら敷布団も見直してみては?

これまで押し入れを掃除してこなかった人は、布団の衛生状態が気になるかもしれません。不安な場合は、布団の買い換えをおすすめします。特に敷布団は睡眠の質を大きく左右します。清潔な敷布団に体をゆだねて気持ちよく眠りましょう。

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、ほどよいサポート力で理想の寝姿勢をつくります。馬毛は吸湿・放湿性に優れる素材で、適時陰干しすると湿気を取り除けます。

 

シェーンベルグの馬毛敷ふとん

 

布団を保管する押し入れを清潔に保ちましょう

布団そのもののお手入れはもちろん大事ですが、押し入れ内の掃除も大切です。半年に1度の頻度でホコリを取り除き、カビが生えていないかチェックしましょう。

押し入れの掃除をきっかけに布団を新調したいと思ったときは、ぜひ、シェーンベルグの商品をご検討ください。

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