マットレスは大型家具の中でも処分が特に難しいアイテムです。内部構造の違いにより、適切な処分方法が大きく異なるため、事前の確認が不可欠です。コイル入りマットレスは金属スプリングを含むため特殊廃棄物として扱われ、ノンコイルマットレスはウレタン素材のため異なるルールが適用されます。
本記事では、マットレスの種類別処分方法から業者選びのポイント、処分時の注意点まで、安全かつ効率的に処分するための知識を詳しく解説します。
マットレスの種類別処分方法

マットレスは大型家具の中でも処分が難しいアイテムです。内部構造によって適切な処分方法が大きく異なるため、事前の確認が重要になります。ここでは、コイル入りとノンコイルの2つのタイプに分けて、それぞれの処分方法を詳しく解説します。
正しい処分方法を選ぶことで、費用を抑えながら環境にも配慮できるでしょう。
コイル入りマットレスの処分方法
コイル入りマットレスは、内部に金属製のスプリングが組み込まれているタイプです。この構造のため、一般ごみではなく、特殊な廃棄物として扱われる場合が多いです。処分にあたっては以下の点を押さえておきましょう。
まず、自治体のルールを確認することが重要です。地域によっては、粗大ごみとして回収してもらえる場合や、資源ごみとして分別回収される場合があります。多くの場合、料金が発生するため、事前に申し込みと費用の確認が必要です。
次に、回収業者やリサイクルショップを利用する方法です。特に状態の良いマットレスは買い取りや無料引き取りをしてもらえることもあります。回収業者に依頼する際は、「コイル入りマットレス」と明確に伝えると、適切な処理がされます。
さらに、廃棄場やリサイクルセンターに直接持ち込むことも可能です。金属部分をリサイクル資源として再利用するケースも多いため、処理施設での分別が求められます。搬入の際は、サイズや重量に応じた運搬準備が必要です。
コイルなしマットレスの処分方法
コイルが入っていないノンコイルマットレスは、ウレタンや低反発素材、ラテックスなどの柔らかい素材でできています。こちらは金属が含まれていないため、処分方法もコイル入りとは異なります。
一般的には、ノンコイルマットレスは燃やせるごみとして扱われますが、サイズが大きいので、多くの自治体で粗大ごみ扱いとなることが多いです。処分にはやはり申し込みが必要で、費用も発生します。
また、ノンコイルマットレスは物によっては素材ごとにリサイクルが可能な場合もあります。最近は古いマットレスを回収してリサイクルする業者も増えていますので、そうしたサービスを利用するのも手です。
運搬の際は、かさばりやすいため解体や圧縮できるか確認しましょう。解体ができれば、処分費を抑えられる場合もあります。
マットレスの処分方法

マットレスの処分は、種類やサイズによって方法が異なります。 自治体のルールや費用も地域によって異なるため、事前に確認が必要です。 ここでは、代表的な処分方法をわかりやすく紹介します。
自治体の可燃ゴミとして出す方法
自治体によっては、マットレスを可燃ゴミとして出せる場合があります。 ただし、サイズや素材に制限があります。 一般的には、1辺が30cm以内に解体した状態で出せます。 コイルやスプリングが入っていないマットレスが対象です。
ウレタンやファイバー素材のマットレスは、カッターやハサミで小さく切って出せます。 金属が入っている場合は、可燃ゴミに出せません。 自治体のルールを事前に確認してください。 間違った出し方をすると、回収されないことがあります。
自治体の粗大ゴミ回収を依頼する
粗大ゴミとして回収を依頼する方法があります。 自治体の粗大ゴミ受付センターに電話やインターネットで申し込みます。 回収日を予約し、指定された処理券をコンビニや郵便局で購入します。 処理券をマットレスに貼り、指定された場所に置きます。
回収日になると、自治体の担当者が取りに来ます。 費用はマットレスのサイズや自治体によって異なります。 シングルサイズで1000円前後が一般的です。 回収日まで自宅に置いておく必要があります。 雨や風の影響を受けないよう、カバーをかけると安心です。
自治体のゴミ処理施設へ持ち込む
自分で車を使ってゴミ処理施設に持ち込む方法もあります。 重量制で料金が決まるため、費用が安くなる場合があります。 シングルマットレスなら500円から1000円程度です。 自治体の回収サービスよりも安くなることが多いです。
持ち込む前に、施設の営業時間や持ち込みルールを確認してください。 大型マットレスは車に積みにくい場合があります。 家族や友人の協力が必要なこともあります。 処理施設では、マットレスの種類や素材によって分別を求められることがあります。
マットレスを引き取ってもらう
新しいマットレスを購入するときに、古いマットレスを引き取ってもらう方法があります。 販売店やメーカーによって対応が異なります。 事前に引き取りサービスがあるか確認してください。 引き取り料金がかかる場合もあります。
引き取り日と納品日が同じ日になることが多いです。 自宅まで取りに来てくれるので、自分で運ぶ手間が省けます。 大型マットレスや特殊なサイズは、引き取りができない場合があります。 事前に問い合わせて、条件を確認しましょう。
販売会社に引き取ってもらう
販売会社に直接引き取りを依頼する方法もあります。 ニトリや西川など、大手メーカーでは引き取りサービスを提供しています。 電話やインターネットで申し込みます。 引き取り日を指定し、自宅まで取りに来てくれます。
費用はサービス内容やマットレスのサイズによって異なります。 引き取りができない場合や、別途料金がかかる場合もあります。 事前に問い合わせて、条件を確認してください。 引き取りサービスは、買い替え時だけでなく、単独でも利用できることがあります。
買取専門店に買い取ってもらう
状態が良好なマットレスであれば、買取専門店で売却することができます。この方法なら処分費用どころか、逆に収入が得られます。
買取依頼の流れは、査定申し込みから始まります。買取専門店のサイトやお店に連絡し、マットレスの情報を伝えます。その後、査定額が提示され、同意すれば回収日を設定します。最後に引き取られる際に代金が支払われます。
買取価格は状態や製造年、メーカーによって大きく変わります。新しいブランド品なら数千円から数万円の値がつく可能性もあります。利点は経済的メリットが得られることと、環境に優しいリユースが実現することです。
マットレスがまた誰かに使用されるため、資源の有効活用になります。注意点としては、汚れやダメージが激しいと買い取り対象外になる可能性が高い点です。また、査定額に納得できない場合は、交渉や別の方法検討が必要になります。
フリマアプリやネットオークションで出品する
メルカリやラクマなどのフリマアプリ、またはヤフオクなどのネットオークションで、マットレスを売却することができます。自由に価格を設定できる柔軟な方法です。
出品から売却までの流れは、まずアプリやサイトにアカウント登録します。その後、マットレスの状態を正確に説明し、複数の写真を掲載します。出品後、購入者が現れるまで待機し、取引成立時に梱包・配送手続きを進めます。
価格設定は完全に自由ですが、市場相場を参考に決めることが重要です。相場より高すぎると売れず、低すぎると損失が生じます。大型商品のため配送料金がかなり高くなることが課題です。送料込みの価格設定にすると、実利が少なくなる可能性があります。また、配送トラブルのリスクも存在します。
直接引き渡しが可能な地域で交渉できれば、配送問題を解決できます。手間がかかりますが、工夫次第で効率的な処分が実現可能です。手間をかける余裕がある方に、おすすめできる処分方法といえます。
家族や友人・地元掲示板で譲る
欲しい人が身近にいるなら、家族や友人に譲ることが最も理想的です。この方法なら処分費用はかからず、人間関係も深まります。譲り先を探す方法は複数あります。SNSやLINEで使用可能か聞いてみることから始めます。
直近で引っ越しや新生活を予定している知人が最適な対象です。また、Nextdoorなどの地元コミュニティアプリや掲示板で、譲渡希望の投稿をすることも有効です。近所の方なら配送費用が発生しないため、双方にメリットがあります。
利点としては、費用がかからず環境に優しく、喜んでくれる人がいることです。誰かの役に立つ実感が得られます。デメリットとしては、譲り先が見つからない可能性がある点です。また、譲渡に際しての細かい交渉や日程調整が必要になります。配送できない場合は、相手が引き取りに来る必要があります。
引越し時に業者に処分してもらう
引越しを機会にマットレスを処分する場合、引っ越し業者に処分を依頼できます。この方法は他の荷物と一緒に対応してもらえるため、効率的です。利用方法は、引っ越し見積もりの際に、不用品処分希望を伝えるだけです。
多くの業者は提携している廃品回収業者と連携しており、スムーズに処分が進みます。費用は業者によって異なり、無料から数千円程度が相場です。見積もり時に確認することで、不意の追加費用を避けられます。
メリットとしては、引越しと同時に処分でき、複数の手続きを一度に済ませられる点です。時間と手間が効率化されます。デメリットとしては、引越し業者が必ずこのサービスを提供しているわけではない点が挙げられます。また、引越し日程に依存するため、処分時期を選べません。
不用品回収業者に依頼して処分する
不用品回収業者に依頼すれば、最短で当日中にマットレスを処分できます。速さと利便性を重視する方に最適な方法です。依頼方法は電話やサイトで申し込み、指定日時に回収してもらうという流れです。複数の不用品がある場合も、まとめて対応してくれるため効率的です。
処分費用は依頼する品物の数や業者によって異なります。一般的にマットレス単体なら3,000円から8,000円程度が相場です。大きなメリットは、迅速な対応と手軽さです。時間がない方や、複数の不用品処分が必要な方には非常に便利です。
また、玄関まで回収に来てくれるため、運搬の手間が一切不要です。懸念点としては、費用が比較的高い点が挙げられます。また、悪質な業者も存在するため、信頼できる企業を選ぶことが重要です。口コミや評判を事前に確認することをおすすめします。
マットレス処分業者を選ぶときに確認すべき4つのポイント

マットレスを捨てる際には、信頼できる処分業者を選ぶことが非常に重要です。悪質な業者に依頼してしまうと、高額な費用を請求されたり、不適切な処分をされたりするリスクがあります。
そこでここでは、安心できる処分業者を見極めるための4つのコツを詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、安全で適切なマットレス処分が実現できます。
運営会社の情報が明確に表示されているかを確認
マットレス処分を依頼する際は、まずその業者のホームページに運営会社の情報が掲載されているかを確認しましょう。運営会社情報が明示されていることは、会社の透明性と信頼性の指標の一つです。これにより、万が一トラブルが起きた時に問い合わせや対応がスムーズになります。
多くの優良業者は、住所や電話番号、代表者名などの基本的な情報を自社サイトに掲載しています。逆に、こうした情報が見つからない業者は注意が必要です。匿名性や不明確な点が多いと、後々問題が起きるリスクが高くなるためです。
また、所在地が明確で実際に事務所が存在するかどうかもチェックしましょう。実在しない住所を掲載している業者は信用を置けません。直接連絡して会社概要の説明を求めるのもひとつの方法です。
行政から許可を得ているかの確認をする
次に、ホームページに「行政からの許可証番号」が掲載されているかどうかを確認してください。これは産業廃棄物処理業の許可や古物商許可証など、法的に必要な免許情報のことです。
マットレスは耐久性のある大型の粗大ごみとして扱われるため、適正処理が義務付けられています。許可を持たない業者に依頼すると、不法投棄や適切でない処分をされる恐れがあります。
行政の許認可を持つ業者は、法律に基づいた処理を行う責任と体制を整えています。許可番号は、ホームページのフッターや会社概要のページに記載されていることが多いです。
もしもホームページに掲載がない場合は、依頼前に直接業者に問い合わせて確認することをおすすめします。
このように、行政の許可をきちんと得ていることは、安心してマットレス処分を任せられる大切な指標です。
インターネット上の口コミ評価をリサーチする
業者選びで見逃せないのが、Googleやその他口コミサイトの評価です。実際にサービスを利用した人たちの声は、公式情報だけでは分からない現場の評判を把握するうえで役立ちます。
口コミで特に注目すべきは、対応の丁寧さや料金の明確さ、作業の正確さ、トラブル時の対応力などです。ネガティブな意見があまりに多い業者は避けた方が無難です。
また、口コミ評価が高い業者は、お客さまの信頼と満足度が高いことの証明になります。口コミが良いからといって必ず満足できるとは限りませんが、選ぶ際の重要な参考材料です。
口コミの信頼度を上げるコツとしては、複数のサイトで評価を比較することです。ひとつのサイトだけの評価では偏りが出る場合があるため、総合的に判断することが賢明です。
複数の業者から見積もりを取って比較検討する
最後に必ず実践したいのは、複数の業者から見積もりを取り比較することです。同じマットレス処分でも、料金体系やサービス内容には差があるため、見積もりを取ることで適正価格を知ることができます。
複数社の見積もりを比較することで、過剰な料金請求を避けられるだけでなく、サービス内容の違いにも気づきやすくなります。たとえば、運搬費の有無や追加料金の取り扱いも業者ごとに異なります。
また、自宅からの距離や対応可能な日時も料金に反映されることがあるため、利便性の面でも複数を検討する価値があります。困ったときには価格交渉もしやすくなります。
見積もりは無料で対応してくれる業者も多く、気軽に依頼できます。手間に感じるかもしれませんが、ここで手を抜くと後悔につながることも多いです。
マットレス処分時に押さえておくべき注意点

マットレスの処分は、単に不要になったものを捨てるだけではありません。搬出経路の確認から自治体の手続きまで、事前準備と注意深い対応が欠かせません。特に大型家具であるマットレスは、運搬時の事故防止や近隣住民への配慮が重要です。
以下では、マットレス処分の際に必ず確認すべき注意点を詳しく説明します。これらのポイントを押さえることで、安全かつスムーズな処分が実現できます。
搬出ルートの事前確認をしておく
マットレス処分の第一段階として、搬出経路の確認は極めて重要です。マットレスは高さと幅がある大型の家具であり、通路や階段、ドアの寸法に合わないと搬出不可能になる可能性があります。処分業者の手配や自治体への回収申し込みをする前に、必ず搬出できるルートを把握しておくべきです。
まず確認すべきは、マットレスの寸法です。シングルサイズなら約97cm×195cm、ダブルサイズなら約140cm×195cmが一般的なサイズとなります。次に、自宅内の通路幅や階段の広さを計測してください。特に階段がある場合、マットレスを立てた状態で上り下りできるかどうかの確認が必須です。
玄関のドア枠やマンションの共用部にある段差なども見落としやすい箇所です。マットレスを搬出する際、角度を変えながら通す必要があるか、それとも直進で搬出可能かを判断することが大切です。搬出経路に問題がある場合は、解体して搬出する選択肢も検討してください。
一人での運搬は避け、人手の確保が必須
マットレスは重量があり、一人での運搬は極めて危険です。処分方法によって必要な人数は異なりますが、必ず複数人での対応を心がけましょう。
マットレスの重さはサイズによって異なります。シングルサイズでも15kg~25kg程度あり、ダブルサイズなら25kg~40kg程度の重さになることがあります。これだけの重量を一人で持ち上げたり運んだりすることは、腰痛や落下事故を招く危険性が高いです。
自治体の粗大ごみ回収に出す場合、回収当日の朝に指定場所までマットレスを運び出す必要があります。この時点で最低でも二人以上の人手が欲しいところです。自分の家族や友人に協力してもらうか、難しい場合は不用品回収業者に依頼することを検討してください。
マットレスを細かく解体して一般ごみとして処分する場合でも、安全性を考慮して複数人での作業が望ましいです。特にスプリング入りのマットレスは、解体時に鋭い部分が露出し、怪我のリスクが増します。
集合住宅での搬出時は共用部での配慮が大切
マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合、共用部での作業には特別な配慮が必要です。マットレスの搬出は近隣住民に迷惑をかける可能性があるため、事前の準備と配慮が欠かせません。
まず、マットレスを搬出する時間帯を工夫してください。できるだけ早朝や夜間を避け、日中の適切な時間帯に行うことが望ましいです。ただし建物のルールによっては、搬出時間が指定されていることもあります。事前に管理会社や大家さんに確認を取りましょう。
階段の使用にあたっては、他の住民が通行する時間帯との重複を避けることが重要です。必要に応じて階段の一部を占有することになるので、事前に周知するか、できるだけ短時間で搬出作業を完了させてください。
共用廊下でマットレスを一時置きする場合は、できるだけ短時間にして、完全に通路を塞がないよう気をつけましょう。他の住民の通行を妨げることがないよう最大限の配慮が求められます。マットレスで廊下が傷つかないよう、毛布や布で包むことも検討してください。
自治体での処分時は手続きを正確に行う
自治体を利用してマットレスを処分する場合、処理券や収集日時の確認を絶対に間違えてはなりません。手続きのミスがあると、収集されないまま放置されることになってしまいます。
自治体の粗大ごみ回収を利用する流れは、まず自治体の粗大ごみ受付センターに電話やインターネットで回収の申し込みを行います。この時に収集日時と料金を確認し、メモに記しておくことが大切です。回収料金は地域によって異なり、シングルサイズで500円~1,000円程度が相場です。
処理券(ゴミ処理シール)の購入は、指定された金額分をコンビニや郵便局で購入してください[1]。間違った金額の処理券を購入すると、処分されない可能性があります。購入した処理券は、回収当日の朝にマットレスが見える場所に正確に貼り付けます。
収集日の朝に、指定された時間までに指定場所にマットレスを運び出すことが必須です[1]。時間を過ぎてからの搬出や、別の場所への置き忘れは、収集対象から外れる原因となります。不安な場合は、電話で再度確認することをお勧めします。
別の選択肢として、自分でマットレスを車に積んで自治体のゴミ処理施設に直接持ち込む方法もあります。この場合、重量に応じて10kgあたり100~200円の料金がかかることが多いです。持ち込み前に処理施設の受け入れ可能時間を確認して、スムーズな処分を心がけましょう。
まとめ

マットレスの処分は種類・サイズ・自治体のルールをよく確認したうえで、粗大ごみ回収やリサイクルショップ、不用品回収業者の利用など多様な方法から選べます。特に搬出経路の確認や人手の確保は事故防止のため重要です。
正しい手続きや信頼できる業者選びで、費用やトラブルのリスクを抑え、安全かつスムーズに処分しましょう。