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ふたりで同じベッドに眠る場合、枕選びに悩む人は少なくありません。ベッドの横幅に近いロングサイズの枕を買って、ふたりで共用すればよいのでしょうか。それとも、別々の枕を用意すべきでしょうか。
ここでは、ふたり用枕の購入を迷っている人に向け、ふたり用枕のメリット・デメリット、おすすめの枕などを紹介します。枕選びに役立つ情報を得ましょう。
ふたり用枕に適した横幅は?
ふたりで寝ることを想定して作られたダブルサイズの枕は、縦43cm×横120cmです。シングルサイズの枕は縦43cm×横63cmです。したがって、ダブルサイズの枕は、シングルサイズのほぼ2倍の横幅といえます。
※参考:枕のサイズの種類とは?│羽毛ふとん リメイク&リフォーム
ふたり用枕を使うメリット
ふたり用枕を使うメリットを紹介します。頭を支えるという枕本来の機能よりも、見た目の美しさ、多目的な用途で使いたいときには、ふたり用枕が向いています。
ベッドがごちゃつかない
ふたり用枕を選ぶと、ベッドに置く枕は一つのみです。ふたつ以上の枕を置くと、デザインや形状の違いによっては乱雑にみえかねません。その点、枕が一つのみならばすっきりと見せられます。また、サイズが大きな枕は就寝中に動きにくく、ベッドメイキングが簡単です。
多目的に使える
ふたり用枕は、多目的に使えます。パートナーとふたりで並んで使う以外に、子どもと添い寝をするときに使ったり、抱き枕の代わりにしたり、足枕に使ったり。大きな面積で体を支えるふたり用枕は、頭の下に敷くよりもいろいろな使用に適しています。
ただし、多目的に使う際は、パートナーの了解を得たうえで使いましょう。衛生的観点や好みの問題から、頭を載せる以外の用途では使いたくない人もいるはず。余計なトラブルを生まないために、お互いの気持ちを尊重しましょう。
ふたり用枕を使うデメリット
ふたり用枕を使うデメリットを紹介します。利便性や安眠の観点から、ふたり用枕が適さない場合もあります。
ピローケースが見つかりにくい
ふたり用枕は横長の形状をしており、市販品の標準サイズとは異なります。汚れたからピローケースを買い替えたいと思っても、すぐには手に入らない可能性があります。ピローケースのみ購入可能か、購入時にメーカーや店舗に問い合わせておきましょう。
相手の動向しだいでは安眠できない
同じ枕に頭を並べていると、相手が動くたびに振動が伝わったり、ガサガサと音が鳴ったりします。動きや音で中途覚醒してしまう恐れがあるため、眠りが浅い人にはふたり用枕をおすすめできません。
また、寝ているときにどのように行動しているかは、自分ではわかりにくいものです。大胆な寝相の人のなかには、いつの間にか枕を独占してパートナーを困らせる人もいるかもしれません。お互いのためを思うと、ふたり用枕を避けた方が安眠できる可能性があります。
かさばるため枕を洗いにくい
素材によっては、ふたり用枕でも丸洗いできます。ただし、ふたり用枕は長さが120cmほどもあるため、家庭用洗濯機では洗濯が困難です。手洗いも難しいでしょう。
ふたりで使う枕なら、ひとりで使用するときよりも汗や汚れが蓄積するはず。少なくとも、ピローケースを外して洗えるか確かめてから購入すると、衛生面に配慮できます。
枕についてふたりの好みがあわない場合がある
枕を選ぶ際には、あらゆる観点から検討が必要です。デザイン・形・高さ・硬さ・音・ニオイなど、考慮すべき内容は多岐にわたります。無理して一つの枕を選んだとしても、デザインや機能に不満を抱える可能性があります。同じベッドで眠るにしても、必ずしも枕を共有する必要はありません。
横幅が長い枕でもふたり用を推奨しているとは限らない
たしかにふたり用枕は販売されています。しかし、ロングサイズの枕のすべてが、ふたり用を想定しているとは限りません。たとえば、テンピュールから発売されている「ロングハグピロー」は、公式サイトにて以下のように説明されています。
「使い方自在の超ロングタイプ。しっかりとボリュームのあるピローなので抱き枕として使えます。」
ふたり用枕として使用可能か、メーカーの説明を確認してから購入しましょう。
人気のふたり用枕
人気のふたり用枕を紹介します。「ふたり用」と銘打っている枕について、気になるものをチェックしてみましょう。
【2人で使える枕】 昭和西川
多目的に使え、商品名にも「2人で使える枕」と明記された枕です。ひとりで使うときは、中央のくぼみに首をあわせて使うと安定します。サイズは縦35cm×横100cm×高さ17cmで、ダイナミックなボリュームはホテルの枕を思わせます。
枕の素材はポリエステルで、丸洗いでき、耐久性にも優れています。洗濯後には素材が偏ることがあるため、ほぐして使用しましょう。
【100cm低反発ロングピロー】ottostyle.jp
縦30cm×横100cmで、低反発素材を使ったふたり用枕です。商品説明に「1人でも2人でも使える超ロング低反発枕!」とあり、ふたりでの使用が可能です。うなじの部分が盛り上がった低反発素材が、お互いの頭の形にフィット。高さは7cmと10cmで、枕の向きを変えて高さを調整できます。
カラーはクリーミーホワイト・ブラウン・ブラックの3色展開。部屋の雰囲気にあわせやすそうな色味です。
※参考:ottostyle.jp 100cm低反発ロングピロー (100% ウレタンフォーム使用) 【約幅100cm×奥行30cm×高さ10/6/7cm】 (ブラウン)│Amazon
【ドクターロングピロー110】Bodydoctor(ボディドクター)
ラテックスフォームの弾力性とフィット感が持ち味の「ドクターロングピロー110」。天然素材のラテックスには殺菌作用があり、特殊構造により通気性も良好です。また、体圧分散性に優れ、寝返りがスムーズで体が痛くなりません。
サイズは縦30cm×横80cm×高さ11cmであり、大人ふたりでは少々窮屈な可能性があります。また、高さ調整にはバスタオルを推奨しています。
※参考:ピロー│Bodydoctor
※参考:ボディドクター ドクターロングピロー110 【100%天然ラテックスフォーム】│Amazon
ふたりで寝る場合でもひとり用枕の検討を
体格や姿勢、好みは一人ひとり違うため、個人が枕を用意したほうが安眠できると考えられます。たとえば、高さがあわない枕を無理して使っていると、頭や体に痛みが発生し、いびきをかく恐れもあります。
素材の硬さについても、それぞれにあう枕は変わります。包まれるような柔らかい枕が好みという人もいれば、硬めでしっかりとした弾力がないと落ち着かないという人もいるはずです。
健康のためには安眠が欠かせません。しっかり体と心を休ませるために、一人ひとりが枕を用意したほうが無難です。
幅広なシェーンベルグの枕
お互いのスペースを確保するためには、幅広い枕を選ぶと安心です。幅広い枕は寝返りがスムーズにできます。ちなみに、一般的なクイーンサイズのベッドの横幅は160cm。70~80cm程度の横幅をもつ枕を2つ並べれば、収まりがよいといえるでしょう。
シェーンベルグの馬毛枕Cタイプの横幅は75cm、馬毛枕Lタイプは82cmです。シェーンベルグの馬毛枕は、オーストリアのmoosburger(モースブルガー)社が生産する高品質な馬毛を使用しています。
moosburger社の馬毛の特徴は、繊維の長さ。同社はコットンや海藻などさまざまな素材の加工を試みてきましたが、現在は馬毛に絞って製造しています。弾力性と通気性に優れた馬毛枕を、ぜひご検討ください。
ふたり用枕を共有するよりも、ひとり用枕を2つ並べて安眠しましょう。
ふたりで並んで寝る場合でも、枕はひとりずつ用意したほうが安眠できます。人それぞれ、あっている枕は異なり、好みも違います。ふたりが納得できる枕を探すよりも、お互いにあう枕を用意しましょう。
のびのびと寝返りを打つためには、幅広の枕がおすすめです。シェーンベルグの馬毛枕は、横幅が広く、しっかりと頭を支えられます。馬毛のほかにも、ダウンやフェザー、アルパカ毛を使った枕も取りそろえています。新しく枕を購入するときは、ぜひ、シェーンベルグの枕も候補にいれてみてください。