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ズキンズキンとした痛み、ギュッと締めつけられるような痛みを感じる頭痛。鎮痛剤を飲んで痛みを抑えるよりも、できれば根本的な頭痛の原因を取り除きたいものです。なお、枕が原因で発生する頭痛もあります。
ここでは、2種類の頭痛の見わけ方や対策方法を紹介します。頭痛を和らげる枕の見直し方や、おすすめの枕も紹介します。枕を見直して、つらい頭痛を和らげましょう。
頭が痛い原因には枕が関係している場合がある
頭痛は、重大な病気の兆候として表れる「症候性頭痛」と、ストレスや不安、外部の刺激などが原因で発生する「機能性頭痛」にわけられます。症候性頭痛は病院での治療が必要ですが、機能性頭痛は日頃の行動を見直すと改善できる場合があります。
枕は、毎日数時間ほども頭を支える寝具です。頭の形にあわない枕を使っていると、じわじわと頭に悪影響を及ぼします。機能性頭痛に枕が関係していれば、すぐに枕を見直しましょう。
頭痛の種類
機能性頭痛には、偏頭痛(片頭痛)・緊張型頭痛・群発頭痛と、これらの頭痛が混じった混合性頭痛があります。ここでは、悩まされている人の多い偏頭痛と緊張型頭痛について、それぞれの症状や原因を解説します。
偏頭痛
症状
ズキンズキンと頭の一部が脈打つような痛みがあれば、偏頭痛を疑いましょう。偏頭痛になると、頭の片方、あるいは両側のこめかみ付近が傷みます。また、偏頭痛になると、光や音を鬱陶しく感じ、吐き気や嘔吐に苛まれる場合もあります。
偏頭痛持ちの人には、毎月に数回ほど痛みに悩まされる人も少なくありません。また、男性よりも女性のほうが、偏頭痛になりやすい傾向です。
原因
偏頭痛の原因は、頭部の血管の拡張です。外部からの刺激や気持ちの変化などで血管が拡張すると、血管を取り囲む「三叉神経」が反応します。そして、三叉神経は刺激を「痛み」と捉えて脳に伝達するため、偏頭痛が引き起こされるというわけです。
偏頭痛の引き金はさまざまです。気圧変動・寝不足や寝すぎ・女性特有の生理前の不調・空腹感などの「いつもとは異なる状況」が、偏頭痛を引き起こします。
緊張型頭痛
症状
緊張型頭痛になると、頭全体あるいは後頭部が鈍く痛みます。頭痛に伴い、肩や首のこりを感じる場合もあります。
緊張型頭痛はいつの間にか解消する場合もあり、症状をそれほど深刻にとらえない人もいるかもしれません。ただし、症状を放置すると、頭痛が慢性化する恐れもあります。
原因
緊張型頭痛の原因は、血流の停滞です。筋肉がこっていたり、局所的に頭部や首を圧迫されたりすると血管が収縮します。収縮した血管では老廃物がうまく流れず、栄養もいきわたらなくなる結果、頭痛が発生します。
長時間のデスクワークで肩や首まわりの筋肉がこわばると、緊張型頭痛が起きやすくなるため、意識して体を動かしましょう。また、枕があわなければ、起床時に緊張型頭痛が発生しがちです。寝返りができなかったり、体に負担がかかったりする枕は、すぐに見直してください。
偏頭痛への対策
偏頭痛への応急処置から、普段の生活での注意点まで詳しく解説します。偏頭痛の引き金は、人それぞれ。何が原因で偏頭痛が起きているかよく考えてみましょう。
【応急処置】患部を冷やす
偏頭痛の原因は、血管の拡張です。痛みを感じたら、冷却ジェルシートや氷枕などで患部を冷やしましょう。そのうえで、体を動かさず、人込みや騒音・光などから離れて静かにするうちに痛みが和らぐ場合があります。
規則正しい生活を送る
週末に寝だめをしよう、たくさんお酒を飲んでおいしいものも食べよう、などといつもとは異なる活動をすると偏頭痛が起きる場合があります。ときには羽目を外すことも大切ですが、頭痛が起きるタイミングと重なっていれば、行動を見直しましょう。
ストレスを軽減する
自身がストレスを感じやすい状況を考えてみましょう。ストレスの元凶がわかっていれば、事前に対策を打てます。打ち込める趣味を見つけて気を紛らわせる、人混みではマスクやサングラス・耳栓などを活用するなど、ストレスに対してできることがないか考えてみましょう。
食事を見直す
偏頭痛を深刻化させる血管や血流に影響を及ぼす食べ物を避け、頭痛を和らげる食べ物を摂りましょう。
血管を拡張させる働きがあるポリフェノールや、血管を一時的に収縮させるチラミン、血流を促進させるアルコールなどは、偏頭痛のリスクを高めます。チョコレートやココア・赤ワイン・オリーブオイル・チーズ・ハム・サラミなどが好物の人は、摂取量を抑えるよう意識してみましょう。
ちなみに、ナッツ類や海藻・大豆製品に含まれるマグネシウムや、肉や魚、牛乳に含まれるビタミンB2は、偏頭痛の予防に効果的です。
※参考:生活習慣で防ぐ「片頭痛」の傾向と対策│サワイ健康推進課
※参考:食事を変えると頭痛が防げる!?自分に合った頭痛の予防法を見つけよう!│大正製薬商品情報サイト
緊張型頭痛への対策
緊張型頭痛が起きているときは、枕が原因である可能性があります。緊張型頭痛への応急処置から、枕の見直しまで詳しく解説します。
【応急処置】患部を温める
緊張型頭痛が起きているときは、肩や首回りなど頭部の血管が収縮しています。痛む部分を温熱シートや蒸しタオルなどで温めると、頭痛が和らぐ場合があるため試してみましょう。また、緊張型頭痛にはお風呂に入ってリラックスする方法も効きます。
筋肉をほぐす
寝起きやデスクワークの合間に無理なくできる範囲で、肩や首のこりをほぐしましょう。首をぐるぐる回す、肩をギュッと上げてからストンと落とすなどのストレッチをすると、筋肉はほぐれます。
首や肩の凝りは、目の疲れやめまいも引き起こします。こまめにストレッチをして、頭痛などの不具合を防ぎましょう。
枕を見直す
特に寝起きに頭痛がする場合は、枕があわない可能性が疑われます。枕の高さがあわない、首のカーブにあわせてフィットしない状態では、寝ているときに頭部への負担が心配です。圧力がかかった部分は筋肉が強張り、血液の循環が阻害されてしまいます。枕を見直して、負担なく眠れる環境を整えましょう。以下では、枕の見直し方を紹介します。
枕の高さが自分にあっているか確認する
枕の高さがあっているかを確認し、高すぎたり低すぎたりする場合は、適した高さに調整しましょう。
最適な枕の高さは、敷布団や枕に対し、頸椎のカーブが15°となる状態です。また、枕に頭を載せ、真上よりもやや足の方向に目線があれば枕の高さがあっています。
低すぎる枕の場合は、薄いタオルを下に引くと少しずつ高さを調整できます。一方、高い枕を低くすることは難しいものです。枕が高すぎる場合は、素材を抜いて調整するか、新しい枕への買い替えをおすすめします。
枕のフィット感・体圧分散性を見直す
フィット感がほどよく、体圧分散性がよい枕を選んで頭痛を和らげましょう。枕に頭を載せたときに、うなじの部分に枕が密着していればフィット感がよい枕といえます。
枕が硬くフィット感がなければ、局所的に頭の重みが集中して体圧分散性が悪くなります。一方、枕が柔らかすぎる場合も注意が必要です。寝返りを打てないほど頭がめり込む枕では、姿勢が固定されてしまうためです。ある程度寝返りを打てなければ、筋肉がこわばり頭痛の原因となります。
高さ調整できるシェーンベルグの枕
シェーンベルグの馬毛枕は、馬毛を抜いて高さを調整可能です。馬毛枕はしっかりと首と頭を支え、スムーズな寝返りをサポートします。また、枕は両サイドが高く設計されており、横向き寝が好きな人の利用にも適しています。
シェーンベルグの馬毛は、創業から100年以上の歴史を誇るオーストリアのmoosburger社製です。moosburger社の馬毛は通気性がよく、湿気がこもらず快適な寝心地です。ぜひ、シェーンベルグの馬毛枕をお試しください。
頭痛が気になるときは生活習慣の見直しを。枕も改めましょう
自身の頭痛の症状をチェックして、頭痛の種類を考えましょう。生活習慣の見直しで改善する頭痛もありますが、緊張型頭痛の場合は枕を変えると改善できる場合があります。また、枕を選ぶ際は、高さやフィット感・体圧分散性を意識することがポイントです。
シェーンベルグでは、高さを調整できる馬毛枕をはじめとし、さまざまな枕を用意しています。頭痛をきっかけに枕を見直す際には、シェーンベルグの枕を候補に入れてみませんか?