カートに商品が入っていません

寝具売り場で、低反発敷布団(マットレス)を目にしたことがある人もいるでしょう。低反発素材の沈み込む感触が好き、という人は少なくありません。一方、低反発敷布団を使ってみたけれど、寝心地が今ひとつ、汚れてしまったけど洗えなくて困っている、という人も多いものです。
ここでは、低反発敷布団の口コミや、敷布団選びのポイント、腰痛との関係性などを解説します。低反発敷布団の取り扱い方法も紹介するので、敷布団選びにお役立てください。
低反発敷布団の口コミは?
オンラインの情報によると、低反発敷布団を使っていて「血行が悪くなったように感じる」「肩や腰が痛い」「洗濯機では洗えないため、お手入れ方法がよくわからない」などの意見が見られました。「マットレスタイプなので、折りたためなくて収納しにくい」という人もいます。
低反発敷布団とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
低反発敷布団と高反発敷布団の違い
低反発敷布団は、体重をかけるとじんわりと沈み込んで、体の形にフィットします。ただし、体重が重いと低反発素材が沈みすぎるため、寝姿勢が崩れる恐れがあります。
高反発敷布団の場合は、体重を跳ね返す力が強めです。高反発敷布団を使うと、負担なく寝返りできるでしょう。反面、体重が軽すぎる人が高反発敷布団を使うと、フィット感が悪いように感じるかもしれません。
低反発敷布団の選び方
低反発敷布団の選び方を、以下の6つのポイントから解説します。
- サポート力
- 通気性
- お手入れしやすさ
- 収納しやすさ
- 返品保証
- 耐久性
選び方1.サポート力
低反発敷布団にはサポート力が求められます。特にフローリングに敷布団を敷く場合は、底付き感が出ないようにサポート力を重視しましょう。体重が重めな人も、寝姿勢を崩さないためにサポート力のある低反発敷布団を選ぶべきです。
サポート力のある敷布団は、厚みがあります。最低でも厚みが10cmを超える敷布団を選びましょう。固綿敷布団のように、複数の層が重なった敷布団はサポート力が高めです。固い素材とやわらかい素材を組み合わせると、ほどよい寝心地が得られます。
選び方2.通気性
敷布団には汗が溜まりやすいため、通気性が求められます。しかし、低反発素材のほとんどは通気性がよくありません。
通気性を確保するための穴が空いているなど、構造に工夫のあるものを選ぶと蒸れにくくなるでしょう。表面に凸凹形状のプロファイル加工が施された敷布団も、通気性改善におすすめです。また、側生地がメッシュ加工されたものも、通気性を意識して設計されています。
選び方3.お手入れしやすさ
低反発敷布団のお手入れは、基本的には陰干しのみで構いません。軽い敷布団の方が、お手入れは簡単です。持ち運びを考慮すると5kg程度までの敷布団がおすすめ。
敷布団に湿気が溜まるとカビが発生します。面倒でも、敷布団の敷きっぱなしは避けましょう。状況が悪ければ、敷布団に加え畳やフローリングにもカビが生えてしまいます。
選び方4.収納しやすさ
収納しやすさを求めるなら、折りたたみできるかがポイント。しかし、折りたたみの部分はサポート力が弱く、寝心地が悪くなりがちです。来客用の敷布団に利用するなど、折りたたみできる敷布団は使い道が限られます。
選び方5.返品保証
かんばしくない口コミも多い、低反発敷布団。購入したくても不安を感じる人は多いでしょう。返品保証・お試し期間があると購入しやすいと考えられます。返品の条件はメーカーごとに変わります。以下の点を確認しておきましょう。
- 返品できる期間
- 購入時のレシートや領収書の有無
- 返品時の梱包の必要制
選び方6.耐久性
低反発敷布団の耐久性は、素材の密度により変わります。低反発素材に使われがちなウレタンの場合は、素材の密度が高いほど耐久性が良好です。
密度を調べたいときは、「D(Density)」を見ましょう。30D以下の低反発敷布団には、1年ほどしか持たないものも少なくありません。一方、40D以上の低反発敷布団は、5年以上の耐久性を発揮する可能性があります。なお、低反発敷布団の寿命は使い方に左右されます。適時上下の向きを変えるなど、特定の部分に負担がかからないように使いましょう。
低反発敷布団と腰痛の関係

低反発敷布団は、腰痛になりやすいという意見があります。低反発敷布団は体が沈み込むため、適切な姿勢を維持できません。背筋がS字を描いた形状で眠るには、ある程度の反発力が必要です。
また、体が沈み込んだ状態では寝返りを打ちにくくなってしまいます。不自然な姿勢でそのまま過ごしてしまうと、起きたときに腰や肩、頭などが痛くなります。
低反発敷布団は洗濯できる?クリーニング店でもNG?
低反発敷布団は、基本的に洗濯できません。例えばウレタンは、水に濡れると加水分解してボロボロになってしまいます。
自宅はおろか、低反発敷布団はクリーニング店でも洗濯できないものがほとんどです。オンラインで探すと、いくつか低反発敷布団をクリーニングしてくれる店舗が見つかります。しかし、一般的には洗えないと思っておいた方がよいでしょう。
低反発敷布団のお手入れ方法
上述したように、低反発敷布団は洗えません。そのため、洗濯できるカバーを付けて使いましょう。カバーがあれば本体に汚れが付きにくくなり、定期的にカバーを洗えば清潔な環境で眠れます。また、小さな子どもがいる家庭では、ジュースをこぼす、おねしょをするなどのトラブルが起きる恐れも。やや寝心地に影響しますが、薄手の防水性のシーツをかぶせれば敷布団を濡らさずに済みます。
低反発敷布団の風通しをする際は、陰干しがおすすめです。天日干しをすると、素材が日光で劣化する恐れがあるためです。また、除湿シートやすのこベッドを使うと、通気性が改善されるため陰干しの頻度が少なめでも安心です。
低反発敷布団のメリット・デメリットまとめ
低反発敷布団のメリットは以下のとおりです。
- やわらかく包み込まれるような寝心地を楽しめる
- 横向きで寝ても体にフィットしやすい
低反発敷布団のデメリットは以下のとおりです。
- 寝返りが打ちにくい
- 通気性が悪く蒸れやすい
好みにもよりますが、やわらかな寝心地が好きな人には、低反発敷布団が合うかもしれません。しかし、やわらかであることは、姿勢の保ちにくさ・寝返りの打ちにくさを意味します。特に、腰痛持ちの人には低反発敷布団は不向きといえます。
シェーンベルグの馬毛敷ふとん

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、オーストリアのmoosburger(ムースブルガー)社の馬毛を使っています。同社では、まっすぐな馬毛に手作業でカールを施しています。
職人の手によって丁寧に編み込まれた馬毛は、頼もしい弾力を発揮。カールした馬毛がたっぷり詰まった馬毛敷ふとんは、フローリングに敷いても底付き感が出ません。腰痛の人や、寝ている時間が長い人には、馬毛敷ふとんがおすすめです。また、馬毛敷ふとんは通気性や吸湿性が良好で、1年中快適に眠れます。
馬毛敷ふとんは、低反発敷布団と同じく洗濯はできません。しかし、馬毛敷ふとんは陰干しのみのお手入れで半永久的に使えます。馬毛がへたったときは、シェーンベルグで打ち直しできるため、お気軽に御相談ください。
人によっては低反発敷布団が合わないかも?寝心地重視で敷布団を選びましょう
寝心地の好みにもよりますが、低反発敷布団は人を選ぶ敷布団といえるでしょう。体重が軽く、包み込まれるような寝心地を好む人には、低反発敷布団がおすすめです。一方、腰痛持ちなど敷布団にサポート力を求める人には、低反発敷布団は不向きです。
シェーンベルグでは、ヨーロッパの伝統的な技法でつくられた馬毛敷ふとんを販売しています。馬毛敷ふとんはサポート力があり、腰痛に悩みがちな人でも安心してお使いいただけます。敷布団をお探しの人は、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。