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腰痛の方におすすめの敷布団は?反発力と体圧分散性を重視した敷布団選び

by 山内由佳 on July 22, 2022

起きたときに腰が痛い、腰が痛くてよく眠れないなどと感じる方は、敷布団を見直すと状況がよくなる可能性があります。

ここでは、腰痛持ちの方におすすめの敷布団の特徴や選び方を解説します。具体的な敷布団の素材を挙げてメリット・デメリットを紹介するので、敷布団選びにお役立てください。

 

腰痛にやさしい敷布団とは?

腰痛にやさしい敷布団を選ぶなら、高反発性で体圧分散性がよいものがおすすめです。毎晩体を横たえる敷布団は、腰痛に大きな影響をもたらします。理想的な寝姿勢を保ちつつ、スムーズに寝返りを打てる敷布団を選びましょう。

 

1.高反発性の敷布団

腰痛持ちの方には、高反発性の敷布団をおすすめします。敷布団には高反発なものと低反発なものがありますが、高反発性の敷布団は体を押し返す力が強く、無意識の状態でもすんなり寝返りを打てます。寝返りで生じる腰への負担を緩和できるため、腰痛を押さえられるという訳です。

一方、低反発性の敷布団は体の沈み込みにご注意ください。体が沈み込んでいると寝返りがスムーズにできず、腰に負担がかかってしまいます。

 

2.体圧分散性がよい敷布団

体圧分散性とは、体重を均一に分散させる特性のことです。腰痛持ちの方には、体圧分散性に優れる敷布団がおすすめです。体圧分散性がよい敷布団を選ぶと、腰にかかる重さを分散できるので腰痛が和らぐ可能性があります。

 

腰痛にやさしく質のよい睡眠をかなえる敷布団の選び方

上述したとおり、高反発性で体圧分散性に優れる敷布団を選ぶと、腰痛が和らぐ可能性があります。ほかにも、さまざまな観点からチェックすると、質のよい睡眠をかなえる敷布団を見つけられるでしょう。

 

1.保温性

敷布団の保温性が大切な理由は、冷えが腰痛を悪化させるためです。敷布団の保温性が高ければ、床の冷えを感じにくくなることで腰痛のリスクを抑えられます。

 

2.耐久性

耐久性も敷布団選びのポイントです。耐久性が悪い敷布団はすぐにへたってしまい、打ち直しや買い換えが必要になります。費用や処分の負担を減らすために、耐久性のよい敷布団をお選びください。

 

3.ベッドでの使用可否

敷布団は重く、腰痛持ちの方は上げ下げが大変です。ベッドで使える敷布団であれば、布団を敷いたままでも違和感がありません。定期的なお手入れは必要ですが、敷布団を持ち上げる頻度を減らした方が腰痛のリスクを減らせます。また、床に敷いた布団から立ち上がるよりも、ベッドに座った状態になって立ち上がった方が腰に負担がかかりません。

ベッドで使える敷布団はあまり多くないため、使用方法を確認の上お選びください。不適切な敷布団をベッドのマットレスの上に載せて使うと、通気性が損なわれることでカビやダニが発生したり、寝姿勢が悪くなったりする恐れがあります。

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、ベッドでも床でも使えます。ぜひ、ご検討ください。

 

4.通気性

通気性がよい敷布団を使うと、湿度が調整されやすく快適に眠れます。また、敷布団に湿気が溜まりにくいため、カビやダニを予防できます。

 

5.お手入れしやすさ

お手入れしやすい敷布団には、丸洗いできる、軽く持ち運びしやすい、といった特徴があります。寝具は、定期的に干したり洗ったりしないと寝心地が悪くなります。お手入れを面倒に感じないために、扱いやすい敷布団を選びましょう。

 

腰痛に悩む方におすすめの敷布団の素材とメリット・デメリット

腰痛に悩む方には、以下の素材を使った敷布団をおすすめします。おすすめの素材をメリット・デメリットに触れつつ紹介します。

 

1.ラテックス

ラテックス(ゴム)には、天然ラテックスと合成ラテックスの2種類があります。天然ラテックスは、ゴムの樹液を発泡させて作られたものです。合成ラテックスは、石油を原料に化学合成されています。

 

ラテックス(天然ラテックス)のメリット

 

  • 燃やしても有害物質が出ず、埋めると土に還るので環境に配慮できる
  • 抗菌作用がありカビが生えにくい
  • ダニがよりつかない

 

ラテックスのデメリット

 

  • ゴムアレルギーの方は使えない
  • 天然ラテックスの敷布団は割高なものが多い
  • 合成ラテックスは嫌なニオイがする
  • 通気性が悪い
  • 重い
  • 洗えない

 

2.高反発ファイバー

高反発ファイバーは、網目状の構造をもつ高分子構造体です。ここで紹介する高反発性の素材のなかでも、高反発ファイバーは比較的硬い素材です。

 

高反発ファイバーのメリット

 

  • 水で洗える
  • 通気性がよい
  • ダニがよってこない

 

高反発ファイバーのデメリット

 

  • 硬すぎると感じる場合がある
  • へたりやすい
  • 保温性が低い
  • 熱に弱いものは電気敷毛布などの暖房器具を使えない

 

3.高反発ウレタン

高反発ウレタン(ポリウレタンフォーム)とは、ウレタン樹脂を発泡させたものです。空気を含む量が少なければ、低反発ウレタンとなります。

 

高反発ウレタンのメリット

 

  • 硬すぎずほどよいフィット感がある
  • 弾力を感じやすく寝返りしやすい
  • 体圧分散性に優れる
  • 耐久性に優れる
  • ダニがよりつかない

 

高反発ウレタンのデメリット

 

  • 通気性が悪い
  • 洗えない

 

4.馬毛

日本では珍しいかもしれませんが、ヨーロッパでは馬毛は高級素材として知られています。職人の手によって丁寧にカールさせた馬毛は、しっかりと体をサポートしてくれます。

 

馬毛のメリット

 

  • 硬すぎずほどよいフィット感がある
  • 通気性・保温性・調湿性に優れる
  • 適度にお手入れすると半永久的に使える

 

馬毛のデメリット

 

  • 洗えない
  • 取り扱っている店舗が限られる

 

敷布団を見直す以外の腰痛予防対策は?

このようにおすすめの素材をいくつか挙げましたが、敷布団の買い換えにはなかなか時間を要します。新しい敷布団が届くまで、応急処置をしてしのぎましょう。

腰痛対策の応急処置には、クッションや余分な枕などをお使いください。膝下にクッションを入れて足を曲げた状態で仰向けに寝ると、体重が分散されるので腰に負担がかかりにくくなります。その上、足を曲げておけば、腰が下半身の方向に引っ張られずに済みますよ。

 

敷布団の2枚重ねはおすすめできない

敷布団の2枚重ねをおすすめしない理由は、腰痛が悪化する恐れがあるためです。敷布団を2枚重ねても、反発力が弱ければ体がいっそう沈み込み、腰に負担をかける状態になります。また、敷布団を重ねると、通気性も悪くなります。

 

シェーンベルグの馬毛敷ふとん

シェーンベルグでは、日本では珍しい馬毛敷ふとんを取り扱っています。シェーンベルグは、オーストリアのmoosburger(モースブルガー)社の馬毛にこだわり、伝統的な技法を活かしたものづくりに取り組んでいます。

職人の手でカールされた馬毛は、しっかりと体を支えます。また、天然素材の馬毛は、吸湿性・発散性が良好。蒸れにくいため、1年を通じて快適に敷布団を使っていただけます。

シェーンベルグでは、馬毛敷ふとんのメンテナンスも承っております。馬毛敷ふとんがへたってきたと感じたら、ぜひご相談ください。打ち直すたびにふっくらした感触がよみがえるので、定期的にメンテナンスすると半永久的に使っていただけます。

 シェーンベルグの馬毛敷ふとん

 

腰痛持ちの方は敷布団の反発力と体圧分散性をチェック!

腰痛持ちの方は、敷布団にこだわりましょう。高反発力で体圧分散性のよい敷布団を選ぶと、腰痛が和らぐ可能性があります。また、敷布団の保温性や耐久性、通気性などの特性も、睡眠の質に影響します。さまざまな観点から敷布団をチェックして、質のよい睡眠につながるものを選びましょう。

 

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