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寝返りが睡眠の質を高める理由は?寝返りができない場合の対処法も紹介

by 山内由佳 on June 17, 2022

睡眠中に、人は何度も寝返りをしているものです。無意識でも自然と行う寝返り。いったい、寝返りにはどのような役割があるのでしょうか。ここでは、寝返りが睡眠の質を高める理由や、加齢やケガ・病気などで寝返りが思うようにできない場合の対処法を紹介します。より質の良い睡眠のために、本記事をお役立てください。

 

寝返りが睡眠の質を高める理由

寝返りが睡眠の質を高める理由は以下のとおりです。

 

  • 体の歪みの改善
  • 凝りの解消
  • 寝床内温湿度の調整
  • 血液・リンパ液の循環

 

健康な人は、一晩に2030回程度の寝返りをします。寝返りが少なくても、多すぎても健康な睡眠状態とは言えません。

 

寝返りについて詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

 

寝返りの回数で起きたときの爽快感が変わる!寝返りやすく健やかな眠りに導く敷布団も紹介

 

寝返りができない原因

寝返りができない原因を解説します。体の問題もあれば、寝具など睡眠環境が寝返りに影響している場合もあります。

 

寝返りができない原因1.筋肉の凝り

筋肉が凝り固まった状態では、寝返りに支障をきたす場合があります。筋肉が凝り固まる原因は、長時間のデスクワークや、スマートフォンの使い過ぎなどによる疲労です。子どもを抱っこした、重い荷物を持った、慢性的に姿勢が悪い、なども凝りに結びつきます。

 

意識して体を動かし、筋肉の疲労を解消しましょう。首や肩を回し、簡単なストレッチをするだけでも筋肉の疲労や凝りは和らぎます。

 

寝返りができない原因2.障害や加齢による問題

病気や事故によるケガ、加齢などに伴い筋力は低下します。筋力が低下しすぎると、自力での寝返りが困難です。介護で寝返りをサポートする方法については、のちほど詳しく紹介します。

 

寝返りができない原因3.寝るスペースの狭さ

寝返りに十分なスペースがないと、眠っている間に無意識に可動域を狭めてしまいます。最低でも体の幅の2倍くらいは転がれるスペースを確保しましょう。ぬいぐるみ、抱き枕、雑貨などもできる限り取り除いたほうがゆったりと眠れます。

 

パートナーと一緒に眠る人は、適したサイズのベッドを選んでください。2人で寝る場合は、セミダブルではやや広さが足りません。少なくともダブル以上、ゆったり寝たい人はクイーンサイズのベッドを用意しましょう。

 

また、赤ちゃんと添い寝をしている人は、寝返りを打ちにくくなりがちです。しかも大人が赤ちゃんの上に乗り上げてしまうと、命の危険が及びます。月齢などにもよりますが、お互いの安全のためにも別々のベッドを用意するか、人数分の布団を敷いて寝たほうが安心といえるでしょう。

 

寝返りができない原因4.敷布団など寝具の問題

寝具によって、寝返りのしやすさは変わります。たとえば敷寝具の場合、高反発性のものを使うと寝返りを打ちやすく、低反発性のものを使うと体が沈み込む分寝返りをしにくくなります。同様の理由で、寝返りしやすさで枕を選ぶなら高反発なものを選びましょう。

 

寝返りのためには、体の上に重ねる毛布や掛け布団などは軽いものがおすすめです。パジャマは、フードが付いたものや分厚い生地のものは避け、薄手で動きを妨げないものを選んでください。

 

寝具と寝返りの関係について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

 

寝返りの回数で起きたときの爽快感が変わる!寝返りやすく健やかな眠りに導く敷布団も紹介

 

【介護のために】寝返りをサポートする方法

寝たきりになってしまうと、自力で寝返りをすることが難しくなってしまいます。以下では、寝返りができないことによる問題と、寝返りをサポートする方法を紹介します。身近に介護を求めている人がいる場合は、参考にしてください。

 

自力で寝返りを打てないときに懸念される問題

自力で寝返りを打てないと、床ずれが発生します。床ずれとは、赤みや水ぶくれ、傷などが見られる状態です。寝返りを打てないと、同じ部分が自重で圧迫され続け、血液の循環が悪くなる過程で床ずれが発生します。

 

床ずれで体に痛みを抱えながら寝ていると、睡眠の質が低下してしまいます。また、床ずれが悪化すると、体の内部まで影響が及ぶかもしれません。介護をする人は気を配りましょう。

 

寝返りをサポートする方法

寝返りをサポートする方法について、寝返りを行う頻度や、体位変換器などについて解説します。

 

体位変換の頻度

体位変換は2~3時間に1回を目安に行います。ただし、介護される人の体力の具合や、使っている寝具によっても体位変換の適切な頻度は変わります。

 

体位変換の際は、相手に声をかけてください。断りを入れておいた方が、介護される人の体に負担を与えません。体に触られる不安や違和感も軽減できます。また、ある程度体を動かせる人の場合は、協力してもらったほうが介護する人の負担を抑えられます。

 

体位変換器の活用

体位変換器とは、寝返りを楽にできるように、介護される人の体を浮かせるためのツールです。非力な人でなくても、一人の人の体位を変えることは重労働です。体位変換器を活用し、スムーズに寝返りを行えるよう工夫しましょう。

 

寝返りをサポートする寝具の利用

介護用ベッドなど専門的な器具を取り入れるという手段もあります。また、寝たきりではあるものの筋力はある、意識があればベッドの上で体を動かせるという人は、敷寝具を見直すと寝返りをしやすくなる可能性があります。

 

寝返りをサポートする敷寝具については、のちほど詳しく解説します。

 

多すぎる寝返りが睡眠の質を低下させる理由

理想の寝返りの回数は、成人では一晩に20~30回程度と言われています。寝返りが多いと体の動きが脳への刺激となり、眠りが浅くなってしまいます。

 

寝返りが多い主な原因は、寝心地の悪さです。寒すぎる、暑すぎる、重すぎるなどの状態では、寝心地の良さをもとめて寝返りをし続けてしまいます。布団がはだけてしまったり、ベッドから落ちて体を痛めたりする場合もあるため、適切な寝返り回数を取れるように睡眠環境を見直しましょう。

 

病気の疑いがある寝返りとは?

寝返り、または寝相が激しすぎる人は、レム睡眠行動障害の疑いがあります。睡眠中にはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しており、レム睡眠は比較的浅い睡眠状態です。

 

レム睡眠行動障害の人は、夢での行動と同じように手足を動かしてしまいます。本人やパートナーに危険が及ぶ可能性があるため、早急に病院を受診しましょう。パーキンソン病、レビー小体病、多系統萎縮症など、深刻な病気が見つかるかもしれません。

 

※参考:レム睡眠行動障害(れむすいみんこうどうしょうがい)│厚生労働省

 

寝返りと睡眠の質を考慮して選びたいシェーンベルグの敷寝具

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、体の筋肉が凝り固まっている人や、痛みのある人におすすめの敷寝具です。サポート力が強いため、硬めの畳やフローリングの上に敷いても、そのまま寝られます。ケガや病気などで寝ている時間が多い人も、馬毛敷ふとんなら快適に眠れる可能性があります。

 

また、馬毛は吸湿性・放湿性が良好です。布団がへたった場合はメンテナンスも可能であるため、お気軽にご相談ください。シェーンベルグでは中の馬毛をほぐすだけでなく、側生地のクリーニングや交換も実施します。

 

ベッドの上で使える敷パッドをお探しの人は、馬毛薄敷パッド・馬毛ベッドパッドもご検討ください。

 

馬毛敷ふとん

 

馬毛薄敷パッド

 

馬毛ベッドパッド

 

適度な寝返りにより睡眠の質を向上させましょう

寝返りは多すぎても少なすぎてもいけません。適切な回数の寝返りを打てるように、日常生活や敷寝具や睡眠環境を見直しましょう。また、病気やケガ、加齢などを理由に自力で寝返りができない人は、サポートを受ける必要があります。

 

シェーンベルグの馬毛を使った敷寝具は、サポート力と体圧分散性に優れます。寝返りにより睡眠の質を向上させるため、馬毛の敷布団、敷パッド、ベッドパッドをぜひご検討ください。

 

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