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低反発枕と高反発枕の違いを比較!どちらの枕がおすすめなのか

by 中西恵美子 on June 23, 2021

低反発枕と高反発枕の違いを比較!どちらの枕がおすすめなのか

低反発枕と高反発枕は、どちらも思わず触りたくなる独特の弾力性を持っています。低反発枕と高反発枕の違いは、反発力の強さだけではありません。使われる素材が異なるため、通気性や耐久性などの特性もそれぞれ異なります。

この記事では、低反発枕と高反発枕の特徴を、「フィット感・体圧分散性・寝返りのしやすさ・気温変化による影響・通気性・お手入れのしやすさ・おすすめな人」の7項目に分けて特集し詳しく比較、解説します。

また、それぞれのまくらに使われる素材についても併せてご紹介するので、低反発枕と高反発枕のどちらを選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

低反発まくらの特徴

反発する枕

さまざまなブランドから発売されている低反発枕。重みがかかるとゆっくりと沈み込む素材でできているため、やわらかい枕が好きな方におすすめです。ここでは使い心地以外の特徴も併せて解説します。

フィット感

低反発枕の一番の特徴はフィット感です。頭を置くとゆっくりと枕が沈み込んでぴったりとフィットするため、仰向けで寝たときに首の骨が理想的なS字カーブを描きやすくなります。

体圧分散性

低反発枕は体圧分散性にも優れています。体圧分散性とは、身体の重みが特定の部位に集中しないように、重さを分散させて負担を減らす性質です。低反発枕は重さに応じて素材がゆっくりと沈み込むため、睡眠中の身体への負荷を軽減します。

寝返りのしやすさ

低反発枕は身体のラインに合わせてしっかりと沈み込むため、寝返りがしづらくなってしまいます。やわらかすぎる枕を使うと、肩こりや首こりを引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

気温変化による影響

低反発枕の主要素材であるウレタンは、夏場になるとやわらかくなりやすく、冬場になり気温が低めになると硬くなりやすい性質を持っています。そのため、適した室温以外で使用すると、本来のフィット感が損なわれてしまう恐れがあります。

通気性

低反発枕に使用されているウレタンはスポンジ状の構造を持っており、小さな独立した気泡が密集しているため、空気の通りが悪く蒸れやすくなっています。涼しい環境で使用する分には問題ありませんが、熱もこもりやすいため、夏場や暖かい場所で使用するのは不向きでしょう。

ただし、最近では通気性を改善した低反発枕も増えています。枕を選ぶ際は、通気性にも注目してみてください。

お手入れのしやすさ

低反発枕は洗濯できません。主要素材である低反発ウレタンは、水にぬれると加水分解という化学反応が起こり、強度が低下してしまいます。そのため、枕カバーを使用して汚れを防ぎ、カバーのみを洗濯するようにしましょう。

また衛生面では、カビが繁殖しないように、直射日光の当たらない風通しの良い場所で陰干しをするのもおすすめです。

なお、低反発枕の寿命は3~5年といわれています。徐々にフィット感がなくなり、元の形に戻りにくくなってくるので、寝心地が悪くなってきたら買い替えるとよいでしょう。

おすすめな人

低反発枕は、いわゆる「沈む」枕が好きな方におすすめです。長く使うためにはある程度お手入れが必要なため、お手入れの手間を気にしない方に向いています。

低反発枕に使用されている素材

同じ低反発枕でも、中身の素材が違えば使い心地も異なります。ここでは、低反発枕のおもな素材を3つご紹介します。

低反発ウレタン

市販されている低反発枕の多くは、低反発ウレタンで作られています。フィット感が良い一方で、蒸れやすいという性質があるので、夏の暑い日は冷感素材の枕カバーと併せて使うとよいでしょう。

低反発ウレタンチップ

低反発ウレタンチップはウレタンを細かくした素材です。空気を多く含むふんわりとした感触で、やわらかめの枕が好みの方におすすめです。ただし、頭部がしっかりと沈み込むため、体の向きを変えたり寝返りはしづらくなるでしょう。

テンピュール

テンピュールは、他の低反発素材よりもやわらかい素材です。

もともとは、宇宙飛行士の身体にかかる負担を和らげるために開発されたもので、耐久性に優れています。低反発枕のなかでは通気性の良い素材ですが、やはり暑い部屋で使用すると寝苦しく感じる可能性があります。

高反発まくらの特徴

枕に横になる女性

高反発枕は低反発枕と同じく独特の弾力性が魅力的ですが、実は使用される素材がまったく違います。素材が違えば特徴も変わるので、低反発枕の特徴と比べてみてください。

フィット感

高反発枕はウレタン素材特有のフィット感に加え、低反発枕にはない適度な硬さがあります。反発力が高いため沈み込んだあとの戻りも早く、頭から肩までを適度に支え首への負担を減らし、正しい寝姿勢を保ちやすくなっています。

体圧分散性

高反発枕も体圧分散性に優れています。硬い感触の高反発枕ですが、体重がかかる部分は重さに応じて自然と沈み込むので、見た目ほど負荷はかかりません。

寝返りのしやすさ

高反発枕は押し返す力が強いため、低反発枕よりも寝返りをしやすいのが特徴です。よく寝返りをする方や、首こり・肩こりに悩んでいる方におすすめです。

気温変化による影響

高反発枕は気温変化による影響が少ないため、一年中快適に使用できます。質感も変化せず耐久性も高いため、長期間の使用も問題ありません。

通気性

高反発枕の素材の一つである高反発ファイバー枕は通気性に優れており、暑い日でも蒸れることなく涼しく感じられます。

ただし、同じく高反発枕の素材である高反発ウレタンやラテックスは、高反発ファイバー枕と比べると通気性があまり良くありません。そのため、これらの素材の高反発枕は、穴を開けるなどして通気性が高められている構造のものを選ぶとよいでしょう。

お手入れのしやすさ

高反発枕の多くは水洗いができるため、低反発枕よりもお手入れが簡単です。洗い方もお手軽に丸洗いができるので枕を清潔に保てます。

ただし、高反発ウレタンやラテックスは部分洗いのみが可能なものや水洗い不可のものもあるので、選ぶ際には注意してください。

一般的に、高反発枕の寿命は3~5年といわれています。弾力が減ってフィット感がなくなってきたら、買い替えるようにしましょう。

おすすめな人

高反発枕は、硬い枕が好きな方や枕を常に清潔に保ちたい方におすすめです。

高反発枕には変形しづらい特性があるため、高さが合わないものを購入してしまうと無理な姿勢を続けることになってしまい逆に疲れがたまったり健康を損ねてしまいます。ご購入の際は販売店で実際に寝心地を確認して、高さや形の合うものを選ぶようにしましょう。

高反発枕に使用されている素材

高反発枕に使用されるおもな素材を3つご紹介します。

高反発ウレタン

高反発ウレタンはスポンジ状の素材で、ウレタン特有の弾力性に加えて、やわらかさも兼ね備えています。型崩れしにくく耐久性が高いのも特徴です。

また、加工がしやすい素材のため、独特の形状があったり他の素材と合わせたりと、製品の種類が豊富です。

ラテックス

ラテックスは、ゴムの木の樹液を加工した天然素材です。適度なやわらかさを持ちつつ、高い弾力性を持つのが特徴です。天然ゴムが持つ、抗菌作用と防ダニ効果もあります。

使い始めは素材のゴムのにおいが強いため、においに敏感な方は注意が必要です。また、ゴムアレルギーの方は使用できない点にも注意してください。

ラテックスは形が崩れてしまう可能性があるため、基本的には水洗いができません。部分洗いが可能なものもありますが、普段は風通しの良い場所で陰干しするようにしましょう。

高反発ファイバー

高反発ファイバーは、ポリエチレンなどの素材を太い糸状に組み合わせたものです。通気性が非常に良く、型崩れもしにくいため水洗いできる製品が多いのが特徴です。他の高反発枕に比べて硬めの質感を持っています。

自分に合った枕を選ぶ

低反発枕と高反発枕はどちらも魅力的ですが、使われている素材によって特性はさまざまです。低反発枕はフィット感を重視したやわらかい枕が好きな方に、高反発枕は硬めの枕が好きな方や、清潔感を保ちたい方におすすめです。

枕の使い心地は、体格や寝るときの癖によっても変わってきます。寝る体勢も横向きで寝たり抱き枕を抱いたりと人それぞれです。

自分に合った枕に変えてみるだけでより快眠でき、睡眠の質も上がります。枕を選ぶ際は販売店や店舗で実際に寝心地を確認してみましょう。さまざまな製品を試して自分に合ったタイプの低反発枕や高反発枕を探してみてください。

シェーンベルグ馬毛枕の機能早見表

◎=非常に優れている ◯=良い △=おすすめできない

馬毛枕
弾力性
耐久性
フィット感
体圧分散性
寝返りのしやすさ
気温変化による影響の受けにくさ
通気性(蒸れにくさ)
お手入れのしやすさ
洗える 枕の中身を抜いて、側生地の洗濯は可能
アレルギー物質の有無 なし
寿命 馬毛は半永久。側生地は約10年
おすすめな人物像 快眠を求めている方、すべての方

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