マットレスカバーは、ただ「汚れを防ぐための布」だと思っていませんか。
実は、カバーの素材や形状を変えるだけで、寝心地や快適さは大きく変わります。夏の蒸れ、冬のひんやり感、寝ている間のズレ、肌ざわりの違和感――その原因が、マットレス本体ではなくカバーにあるケースも少なくありません。
そこでこの記事では、フラットタイプ・ボックスタイプそれぞれのマットレスカバーの特徴や選び方のポイントをわかりやすく解説します!
さらに、通年・夏・冬・防水タイプまで用途別におすすめのマットレスカバー10選もご紹介するので、今の寝具環境を少し整えたい方も、買い替えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
そもそもマットレスカバーの役割とは?
マットレスカバーとは、シーツや敷パッドのことを指します。汗や皮脂汚れからマットレス本体を守るためのアイテムです。
マットレスを保護するアイテムはカバー以外にもあるので、少し混乱するかもしれませんね。
マットレスを保護するその他のアイテムは、以下の通りです。左から順に、下→上へと敷いていくイメージになります。

寝心地を変えたいならトッパー、クッション性を足したいならベッドパッド、防水やダニ対策ならプロテクター、と役割が異なります。
マットレスカバーは、その中でも最も基本的な保護と清潔維持を担う存在です。
マットレスカバーの選び方のポイント
マットレスカバーは、製品によって特徴や弱点などが変わります。
ここでは、マットレスカバー選びの失敗しないためのポイントを解説します。
フラット?ボックス?まずはカバーの形状を決めよう
マットレスカバーは大きく分けると、フラットタイプかボックスタイプがあります。

フラットタイプは一枚布のシンプルな形状で、マットレスにかぶせて底に折り込んで使います。ホテルライクのピシッとしたベッドをつくりたい方は、フラットタイプのほうが合っているでしょう。

毎回折りたたむのは面倒に感じますが、慣れてくると簡単ですよ。

落とし込みのような構造のベッドや、マットレスがフレームより少し低いタイプであれば、カバーをベッドのフレームがおさえるため、より織り込みやすいですね。

なお、フラットタイプには四隅にゴムがついた「ゴムタイプ」があります。洗濯がしやすく、着脱も簡単ですが、洗濯を繰り返すとゴムが伸びやすく、耐久性はやや短めになる点は押さえておきましょう。
一方、ボックスタイプはマットレス全体をすっぽり包み込む形状です。ゴムでフィットさせるため、着脱が簡単でズレにくいというメリットがあります。
マットレスに合わせたサイズを選定
マットレスカバーはマットレスのサイズに合わせることも大切です。合わないカバーを購入してしまうと、寝ている間にずれてきたり、そもそも使うことができなかったりといったこともあります。
マットレスに合うサイズは、フラットタイプの場合は基本は「厚みを含んだマットレス全体の幅+20cm、同じく厚みを含んだ縦幅+20cm」を基準に選ぶと失敗の心配はありません。

一方、ボックスタイプはマチの高さがポイントです。
ボックスタイプカバーの多くが「マチ〇〇cmまで対応」といった表記がされているので、ご自身の使用するマットレスの厚みを測定し、対応しているかどうか確認すればOKです。
ただし厚みと全く同じサイズの製品を選ぶと、少しパツパツに感じることがあります。寝ている間に外れてしまうこともあるため、5cmほど余裕のあるタイプを選ぶと安心です。
季節や好みに合わせた素材
ベットカバーの素材は寝心地を大きく左右します。
オールシーズン使うなら、綿素材が扱いやすく吸湿性が高いためおすすめです。肌触りもやさしく、暑さ・冷たさを感じにくいため年間を通して心地よく使えます。
一方で本格的な暑さが訪れる夏は、リネン素材がおすすめです。通気性が高く、さらりとした感触で汗ばむ季節も快適に過ごせます。また、冬はウール素材など毛足が長いタイプを選ぶと、熱を逃しにくく暖かく眠れます。
そのほかにも、洗濯のしやすさを重視するなら、ポリエステル素材を選ぶのもおすすめです。ポリエステルはシワになりにくく乾きやすい特長があります。

蒸れが気になる場合はポリエステルと綿の混合生地を選ぶと良いですよ。
プラスアルファの機能性
最近のベッドカバーは基本的な保護機能に加え、さまざまな機能が付いたタイプも増えています。
| 種類 | 主な機能 |
| 吸水性タイプ | 汗や水分を素早く吸収し、寝具を清潔に保つ |
| 中綿入りタイプ | クッション性を高め、寝心地をやわらかく調整 |
| 冷感タイプ | 接触冷感素材を使用し、夏場の熱こもりを軽減 |
| 消臭・抗菌タイプ | 菌の繁殖やニオイを抑え、衛生的に使える |
使用環境や家族の体質などに合わせて選ぶことも、考慮してみてください。
インテリアに合わせたカラーやデザイン
ベッドは寝るだけの場所ではなく、空間のインテリア性にも影響を与えます。

マットレスカバーの色やデザインがインテリアと合っていないとベッドが浮いた存在になることも…。

インテリアテイストに合わせて、マットレスカバーの色やデザインも決めたいものですね!
たちえばナチュラル系の部屋なら生成りやアイボリー、モダンな空間ならグレーやチャコールなどを選ぶと、空間のテイストにベッドが溶け込みやすくなります。
また、素材感もポイントです。なめらかなサテン調なら上品に、マットなコットンなら落ち着いた印象に仕上がります。
寝具は毎日目にするものだからこそ、機能だけでなく「見た目の心地よさ」も大切に選びたいところですね。
【おすすめ】カバーの下にはベッドパッドを敷こう
マットレスカバーだけでも汚れ対策はできますが、より長く清潔に使いたいなら、その下にベッドパッドを敷くのがおすすめです。
ベッドパッドは、汗や皮脂をしっかり吸収し、マットレス本体へのダメージを軽減してくれます。

就寝中はコップ1杯分ほどの汗をかくといわれているため、カバーだけではマットレスを守れないこともあるんです。

ベッドパッドといった吸湿層を1枚挟むだけで衛生面に大きな差が出ますよ。
さらに、防ダニ加工が施されたベッドパッドであれば、マットレスからはいあがってきたダニが肌に触れるのを抑えられます。小さなお子さまがいるご家庭や、アレルギーが気になる方にとっては、嬉しい機能です。
カバーで隠れてしまう部分ではありますが、寝具環境を整えたい方は、ぜひベッドパッドの使用を検討してみてください。
おすすめのマットレスカバー
ここからは、通年で使いやすいフラットタイプ・ボックスタイプの中から、素材や仕立てにこだわったマットレスカバーをご紹介します。
肌触りや耐久性、扱いやすさなど、それぞれに特長がありますので、使用シーンや好みに合わせて選んでみてください。
通年:【フラットタイプ】オックス生地の厚手シーツ

| 価格 | 4,180円 |
| サイズ | 150cm×250cm |
| 素材 | 綿100% |
こちらは1枚生地で仕立てられた、シンプルながら質の良さが伝わるフラットシーツです。素材にはオックス生地を採用しており、しっかりとした厚みがあり、丈夫で長持ちしやすい製品です。
表面はさらりとした手触りで、季節を問わず使いやすい質感なのもポイント!もちろん自宅で洗濯も可能なので、清潔な状態を長く保てます。
通年:【フラットタイプ】今治産ジャガード織りタオルシーツ

| 価格 | 4,680円 |
| サイズ | 140cm×240cm |
| 素材 | 綿100% |
こちらは今治産のタオル地を使用した、やわらかな風合いが特長のシーツです。表面にはジャガード織りによるデザイン加工が施されています。
凹凸のある織りは摩擦が気になるかもしれませんが、実際の肌当たりはやさしく、タオル特有のふんわり感をしっかり感じられます。また、タオル生地のため夏は汗を吸収しやすく、冬はひんやり感を抑えてくれるため、年間を通して快適に使用が可能です。

上品なデザインで見た目にも美しく、贈り物としても選ばれやすい一枚です。
通年:ボックスタイプ|Etoile(エトワール)シリーズ ボックスタイプ

| 価格 | 3,370円 |
| サイズ | 100cm×200cm×30cm |
| 素材 | 綿100% |
こちらはコットンの中でも繊維がとくに長い「超長綿」を使用したボックスタイプです。さらに、一般的な糸よりも細い60番手の糸を採用しています。
細く長い糸を高密度で織り上げることで、毛羽立ちが少なく、なめらかな肌触りに仕上がっています。シルクのような質感がありながら、綿ならではの吸湿性や保温性も備えているのもポイント!
さらに密度が高いため、ダニを通しにくいという特長もあります。ストライプデザインがさりげない高級感を演出し、カラー展開が豊富なのも人気の理由です。
通年:ボックスタイプ|高密度の綾織りカバー

| 価格 | 2,180円〜 |
| サイズ | 100×200×30cm |
| 素材 | 綿100% |
40番手の糸を約200本使用した、高密度の綾織りカバーです。ツイル織りならではのなめらかさと、耐久性の高さが特長です。
綾織りは生地にほどよい厚みとしなやかさをもたらし、使い込むほどに肌になじみやすくなります。また、ハギ(継ぎ目)がないため、見た目もすっきりしており、肌触りも均一です。

シンプルで無駄のないデザインを求める方に向いている一枚といえるでしょう。
夏におすすめ:フラットタイプ natsuki

| 価格 | 1万2,800円 |
| サイズ | 150×250cm |
| 素材 | 麻100% |
こちらの「natsuki」は「夏」と「好き」を組み合わせて名づけられた製品です。蒸し暑い夜でも、少しでも心地よく眠ってほしいという願いが感じられます。
素材にはフランス産リネンを使用し、日本国内で仕立てられています。いわゆる接触冷感タイプのような強いひんやり感ではありませんが、麻特有のさらりとした質感と、自然なひやりとした触れ心地が魅力です。
繊細なつくりのため、洗濯時はネットに入れて手洗いコースを選んでくださいね。
夏におすすめ:ボックスタイプ|ニトリ NクールSP

| 価格 | 897円 |
| サイズ | 100×210cm |
| 素材 | 複合繊維(ポリエチレン/ナイロン)50%、ナイロン46%、ポリエステル3%、ポリウレタン1% |
夏の寝具といえば、やはり冷感タイプを思い浮かべる方も多いでしょう。その代表的な存在がニトリのNクールシリーズです。
ニトリのNクールシリーズはひんやりとした感触が魅力です。しかし人によっては「冷たすぎる」と感じることも。

こちらの品はNクールシリーズの中では中間タイプに位置づけられているため、冷やしすぎず、熱帯夜で心地よいひんやり感を堪能できます。
さらに抗菌・防臭機能も備えているため、汗ばむ季節でも清潔を保ちやすい設計です。カラー展開は2色とシンプルですが、優れた機能性でありながら手に取りやすい価格帯であることは、大きなメリットといえるでしょう。
冬におすすめ:フラットタイプ|備長炭入りレーヨンボアシーツ

| 価格 | 4.980円 |
| サイズ | 150cm×250cm |
| 素材 | 綿85%・レーヨン15% |
寒さが本格化する季節には、ふわりと包み込まれるような暖かさが欲しくなります。こちらは和歌山県産の備長炭を練り込んだ生地を使用したシーツです。
備長炭の遠赤外線放射により、体を内側からじんわり温める効果が期待できます。表面はレーヨン混のボア素材で、触れた瞬間からふわっとしたぬくもりを感じられます。
炭による吸湿性やマイナスイオン効果もあり、冬場の乾燥した寝室でも快適に使いやすい仕様です。冷たい布団に入る瞬間のつらさをやわらげてくれる一枚です。
冬におすすめ:ボックスタイプ|凄暖 レギュラー

| 価格 | 3,699円〜 |
| サイズ | 100cm × 200cm |
| 素材 | ポリエステル |
とにかく暖かさを重視したい方に向いているのが、こちらのアルミシート入りのマットレスカバーです。
こちらの品は内部にアルミ層を採用することで、体から出る熱を逃しにくい構造になっています。さらに、表生地には吸湿発熱素材を使用。蒸れを抑えながら、じんわりとした暖かさを持続させます。
触り心地はふわふわで、アルミ入りでもシャカシャカとした違和感はありません。
中綿にも蓄熱保温・吸湿発熱効果のある素材を採用しており、ボリューム感のある寝心地を堪能できるのも、冬には嬉しいですね。

寒い朝、布団から出たくなくなるような暖かさを求める方に適しています。
防水加工タイプ:フラットタイプ

| 価格 | 1,690円〜 |
| サイズ | 100cm × 205cm |
| 素材 | 表地 綿80% ポリエステル20%(パイル部分 綿100%) |
汗や飲みこぼし、万が一の粗相が気になる方におすすめなのが、防水加工タイプです。こちらは通常のカバーと比べて約5倍の吸水性があり、水分をしっかり受け止めます。
パイル生地を採用しているため、肌触りはやわらかく、直接触れても違和感が少ない設計です。四隅にゴムが付いているため、マットレスだけでなくソファーのクッション部分などにも使いやすいのも◎。
サイズ展開も豊富で、ベビーサイズまでそろっているため、家族構成や使用用途に合わせて選びやすい一枚です。
防水加工タイプ:ボックスタイプ 防水シーツ

| 価格 | 2,499円〜 |
| サイズ | 100cm × 200cm |
| 素材 | 表面:綿100%表地グランド:ポリエステル100%裏面:ポリウレタンコーティング加工 |
こちらは一般的な防水シーツと比べて約2倍の耐水性を備えており、水分の侵入を防ぐボックスタイプのマットレスカバーです。
表面は綿100%のパイル生地で、裏面にはポリウレタンコーティングを施しています。寝心地を損なわずに防水機能を確保している点が魅力です。
さらにマットレス全体をすっぽり覆うためズレにくく、赤ちゃんや高齢者のいるご家庭でも使いやすい仕様となっています。防水性と快適性を両立させたい方に向いているタイプです。
マットレスカバーの買い換えのタイミングは?
マットレスカバーは毎日肌に触れ、汗や皮脂を受け止めている消耗品です。見た目に問題がなくても、少しずつ劣化は進んでいるため、1〜2年程度で買い換えを検討したほうが良いでしょう。

また、1〜2年が経過していなくても、次のようなサインが出てきたら、買い換えたほうが良いかもしれません。
- 生地が薄くなり、透け感が出てきた
- 毛羽立ちやゴムの伸びが目立つ
- 洗ってもニオイが残る
- シミが取れない
- 防水タイプの場合、防水性が弱くなってきた
とくにゴム入りのボックスタイプや四隅ゴムタイプは、ゴムの劣化が生地の寿命よりも早めに出やすい傾向があります。フィット感が弱まると、ズレやすくなり、寝心地にも影響します。
まとめ
マットレスカバーの質は、日々の睡眠に大きな影響を与えます。

「マットレスを汚さないためだけのカバー」「インテリア性を整えるだけのもの」と考えている方は、少しもったいないかもしれないですね!
マットレスカバーが変わることで、寝心地が大幅に改善されることは少なくありません。
日々の睡眠の質に悩んでいる方は、ぜひ、まずは手軽にチャレンジできるマットレスカバーの調整から始めてみてください。